寝室に適した《最新・加湿器》でシニア世代の健康対策に!「選び方や使い方のポイントを家電の達人が解説
空気が乾燥するこの時期、特に就寝中や朝起きた時に喉の痛みを覚える人もいるかもしれない。寝室ではどのような加湿器をどのくらいの時間使えばよいのか。家電ライターの田中真紀子さんに、選び方のポイントやおすすめ製品を指南していただいた。
教えてくれた人
田中真紀子さん / 家電ライター
家電ライター/家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。特に白物家電・美容家電に詳しい。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、年間300以上の記事執筆・監修に携わる。テレビ・ラジオにも多数出演。公式HP https://makiko-beautifullife.com/
寝室に適した《加湿器》選びのポイント
田中さんは、乾燥シーズンは寝室にも加湿器を置くことをおすすめしている。
「朝起きるとなんとなく喉が痛いこと、ありますよね。寝ている間に口内が乾燥しているのかもしれません。健康維持に適切な湿度は40~60%とされていますので、就寝中も湿度をキープしておきたいものです」(田中さん・以下同)
そこで「寝室に適した加湿器を活用する」のがおすすめだという。田中さんに選び方のポイントを解説していただいた。
寝室に置きやすいのは「単機能型の小型サイズ」
寝室に加湿器を置く場合、加湿方式、サイズ、機能などはどのようなものを選ぶとよいのだろうか。
「加湿器には、超音波で水を砕きミストにして噴出する『超音波式』と、フィルターを水で濡らし、そこに風を当てて乾かす工程で水を気化させる『気化式』、そして水を沸騰させて蒸気にする『スチーム式』がありますが、湿度が上がればどれでもOKです」
複合タイプは適用畳数をチェック
サイズは、リビングにも置けるように適用畳数の多い大型のものを選びたくなる人もいるかもしれないが、適用畳数が合わないと加湿し過ぎてカビの原因になる恐れも。適用畳数が合うかは、重要なチェックポイントだ。
「特に、空気清浄機つき、暖房機能つきなど、他の機能がついた複合タイプの加湿器は、サイズが大きめなうえに、例えば”暖房は6畳用だけど加湿は3畳用”など、機能によって適用畳数が異なる場合があるので要確認です。
6畳程度の寝室に置くなら、部屋全体を加湿するのではなく、人の近くのみを加湿する単機能の小型タイプが最適です。中でもミストが広範囲に広がりにくい超音波式が使いやすいでしょう」
超音波式は除菌対策ができるものを
寝室用の加湿器で機能を見るなら、ポイントは3つ。「過加湿にならないよう湿度設定ができるもの、就寝中の8時間程度は加湿できるもの、衛生的に使えるもの」だという。
「就寝中は無防備に口を開けて寝る人も多いと思いますが、口が開いていると菌が入りやすくなるので、加湿器から出る空気が衛生的であることが重要です。特に超音波式はトレイに溜めた水をそのまま空気中に放出するため、こまめにお手入れするとともに、除菌対策ができるものがベストです」
スチーム式は転倒による湯こぼれに注意
「スチーム式は水を沸騰させるのでもっとも衛生的です。また暖かい蒸気を出すので、室温が少し上がり、冬場の寝室におすすめ。ただしお湯がこぼれるとやけどのリスクもありますので、就寝中に本体を倒したりしないよう設置場所には気をつけましょう」
文字の見やすさや給排水のしやすさもチェック
どの加湿方式にも共通するチェックポイントは、操作やお手入れのしやすさだ。
「シニアにあるといい機能は、文字が見やすく、音でお知らせしてくれるもの、操作が簡単なもの、給排水のしやすいものです。水タンクが大きいと給排水が大変なので、大きすぎないもの、タンクを外さずに直接注げるものを選ぶといいでしょう」
「加湿器を使うと結露する」は誤解?
マンションなど気密性の高い建物で「冬場に加湿器を使うと、窓に結露がびっしり」という声もよく聞くが、そうした環境でも加湿器を導入したほうがいいのか、使い方のポイントはあるだろうか?
「誤解されやすいのですが、明け方に結露する原因は部屋の湿度が高すぎるからではなく、外気が寒くなって窓が冷たくなるからです。
空気中の水分量は、温度が高いほど多く、低いほど少なくなります。そのため、室内ではちょうどいい湿度でも、冷たい窓の近くは冷たい水が入ったグラスのような状態となり、結露してしまうのです。
特に断熱性が低い家や窓ではこうした現象が起こりやすいので、窓の断熱対策を行うか、窓の近くにオイルヒーターを置いて冷気をシャットダウンすることが結露対策になります」
くれぐれも、「窓辺が結露している」=「湿度が高い」と思って、除湿機など使わないように、と田中さんは注意を促す。加湿の要不要を見極めるために、湿度計で正確な湿度をチェックするのも一つの方法だ。
