入院生活に必要&あると便利なアイテム10選 ダイソーの100円グッズも活用して準備を!
高齢の親や介護が気になるシニア世代にとって「入院」はいつ訪れるかわからないもの。家事・節約アドバイザーの矢野きくのさんが、リーズナブルに揃えられる「入院生活」に役立つアイテムを厳選。いざというときに備えてこう!
揃えておきたい入院時の必需品
若い頃に比べて年齢を重ねると「入院」の可能性が高まります。短期の場合もあれば長期の場合もあり、計画的な入院もあれば突発的な入院もあります。そこで必要となってくるのが、入院グッズです。
病院で暮らすわけなので、日頃使っているものから、入院ならでは必要となってくるものまで、様々なアイテムが必要となってきます。そこで今回はあると便利!揃えておきたい入院グッズについてご紹介します。
入院グッズを準備する必要性
入院グッズはどこでも買えるものだけではありません。また突発的に入院することもあるので、予め準備しておくといざ入院となったときに、自分も家族も慌てることなく入院することができます。
100円ショップなどで売っているファスナーがついたビニール製のバッグなどに入院グッズをまとめておき、家族の誰でも分かる場所に置いておくと良いでしょう。
入院グッズはどこで買える?
入院に必要になりそうなものが揃っているのは、大きめの病院の売店やコンビニです。アイテム数も種類も豊富にあるので、一度で買い揃えることができるでしょう。
また、最近では100円ショップのダイソーでも、入院のときに必要となりそうなものや介護に必要となりそうなものもたくさん扱っています。価格は100円以上するものもありますがそれでも手頃な価格で準備することができます。
Amazonなどのインターネット通販でも様々な入院グッズを購入することが可能です。仮に準備がないまま入院することになったとき、自分のアカウントで必要なものを購入し、届け先を実家にして家族に持ってきてもらうということも。コンビニがある病院によっては「コンビニ受け取り」が可能な場合もあるので確認してみるといいでしょう。
病院でレンタルできるものもある
まずどうしても必要となってくるのが、パジャマと下着ですが、今は多くの病院でレンタルがあり、1日300円くらいの価格設定でパジャマとタオル、下着は紙タイプのものを提供してくれます。
家族が洗濯物を取りに行って洗濯し、また届けるという手間も省けるので便利です。
準備しておくと便利な入院グッズ
1.履物
多くの病院で入院中はサンダルやスリッパは履かないようにと言われています。しかし、ベッドからの出入りが多い場合、靴だと面倒だと感じることも。便利なのは入院スリッパや介護サンダルという名で呼ばれているもので、上面にベルクロ(面ファスナー)がついていて、簡単に着脱ができます。
2.蓋付きのコップ
歯磨きや食事のときに配られるお茶を入れるなどで使うコップは割れづらいプラスチック製で蓋付きのものが便利です。蓋にストローをさせるようになっているものも最近では100円ショップで購入できるので一つ用意しておくと良いでしょう。
3.ペットボトルストロー
ペットボトルのストロー付きキャップも便利です。起き上がることができないときに、横になったまま飲み物を口にすることができます。商品にもよると思いますが、蓋をしておけばペットボトルを倒しても漏れてこないので便利です。
4.ウェットシート
ウェットシートはアルコールが入った除菌タイプと、ノンアルコールタイプの2種類を用意しておくと便利です。顔を拭きたいときやお風呂に入れないときなど、ノンアルコールタイプのものならヒリヒリせずに拭くことができます。
5.水のいらないシャンプー
水のいらないシャンプーもお風呂に入れない場合に活躍してくれます。お風呂に入れないためにシャンプーができず不快な思いをしないですみます。
6.コードが長いイヤホン
入院するのが個室でない場合はテレビを観るときにイヤホンが必要となってきます。テレビから多少の距離があるため、コードが1メートルや2メートルあるものが必要になってきます。
7.電源コード
最近はデジタル時代なので、病院でもベッド脇に入院患者が使える電源を用意してくれているところも増えています。その際も距離があることがあるので、コードが長くUSBがついているものが便利です。
8.スマホなどのスタンド
スマホやタブレットで動画などを観る場合に、なにかしらのスタンドとなるものがあると便利です。置き型のタイプならベッドに置いて安定して使えますし、クリップタイプで高い位置にセットすると横になったまま観ることも可能です。ただし治療に係わる器具の邪魔にならないことが前提です。
9.S字フック
荷物を入れられるサイドテーブルまで起き上がるのが困難な場合は、ベッドの柵に100円ショップで売っているS字フックやベルクロ(面ファスナー)で必要なものを吊るしておくと便利です。ただし治療の邪魔にならない範囲でということが前提です。
10.中が見える袋
ベッドに必要なものを入れた袋を吊ししておくときは、中身が見えるネットタイプのものがおすすめです。薬などを入れておくと取り出しやすく、ベッド周りも整理できるとお思います。こちらも100円ショップで揃うものです。
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備えあれば憂いなしで、入院グッズを準備しておくといのは、いざという時に余計な手間を省くことができ治療に専念することができます。ぜひ検討してみてください。
執筆
家事・節約アドバイザー・矢野きくのさん
家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』、『「節電女子」の野菜レシピ!』など。https://yanokikuno.jp/
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