国際中医師が教える自家製「漬け込み健康酒」の作り方 喉の不調、眼精疲労、不眠などの“未病”対策に1日1杯
管理栄養士であり国際中医師の植木もも子さんは、健康酒には未病を和らげる効果があるという。自身も健康酒を何種類か常備しており、その日の不調によって飲み変えているんだとか。植木さんに健康酒の作り方を教えてもらったので、不調別にご紹介する。
未病を和らげる健康酒
「薬をのむほどではないけれどちょっと不調…。健康酒には、そんな“未病”を和らげる効果があります。漬け込むことで食材の薬効成分が溶け出し、お酒との相乗効果で食材の栄養を余すことなく取り入れられます」
そう話すのは、管理栄養士・国際中医師の植木もも子さん。
基本は1日大さじ1杯程度。ソーダやお湯、牛乳で割ったり、料理にアレンジしても。せっかく飲むなら、体にいいお酒で体調を整えて。
「漬け込み酒」基本の作り方
まずはレモンを使って、基本的な作り方をご紹介。
レモン酒(2L)の場合
<材料>
レモン…6~8個
氷砂糖…200~300g(好みで増減)
ホワイトリカーまたは25度以上の蒸留酒…約7 1/2カップ
(材料の大きさ、重さにより酒量は前後する。/どの作り方も流れは同様)
★使ったのはこのお酒
ホワイトリカー35%
※以下「酒」と表記。(25度以上の蒸留酒であれば、ブランデー、ウォッカ、ジン、テキーラ、ウイスキー、ラム、白酒など好みの酒でOK。アルコール度数が高いほど、使った具材の成分が出やすくなる)
<作り方>
【1】皮はたわしで洗って30分水に浸け、水気を拭き取る。
【2】4~5mmの輪切りにしてバットに並べる。種は取らなくてもOK。
【3】熱湯やアルコールで消毒した清潔な瓶にレモンと氷砂糖を交互に入れる。
【4】氷砂糖を一番上に並べ、瓶の口まで酒を注ぎ、ふたをして密閉する。飲み頃は1~2か月後。
★作る際の注意事項
1週間に一度上下を返し、氷砂糖が全体に回るようにする。冷暗所で保存。果肉がやわらかい果実は1~2か月後に取り出して、別容器に保存する。ジャムなどに加工をしても。