話題の青果店が教える「旬の野菜が主役のお弁当」味付けのポイントと詰め方の手順
都内で大人気の青果店『旬八』。おしゃれな店内には、こだわりの新鮮野菜が並ぶ。そんな八百屋さんが作る、野菜が主役のお弁当が評判だという。野菜を美味しく調理するコツと、旬菜をお弁当に取り入れるポイントを教えてもらいました。日々のお弁当作りに応用できるアイデアがいっぱいですよ。
オリーブオイルと塩だけで素材の味を最大限に!
『旬八』では、旬の焼き野菜と肉や魚がバランスよく食べられるお弁当を週替わりで販売。『旬八弁当店』田町店責任者の高野透さんに、美味しいお弁当作りのコツをうかがいました。
「野菜がメインのおかずに負けないよう、大胆に切るのが旬八流です。大きく切るとご飯の上にのせやすく、食べた時に満足感も。野菜本来の味を感じてほしいので味つけはシンプルに、オリーブオイルと塩のみ。野菜全体をオリーブオイルでコーティングし、塩を振ってからオーブンやグリルなどで焼き上げています」(高野さん・以下同)
「野菜が主役ののっけ弁」詰め方のコツと手順
メインに負けない大振り焼き野菜
のっけ弁は、高さを出して詰めるとおいしく見える。「色移りやにおい移り、傷みやすさが気になるなら、仕切りのあるタイプのお弁当箱に、おかずとご飯を分けて詰めるのがおすすめです」。週替わりのお弁当、「鮭の柚庵焼き弁当」(680円)を例に詰め方のコツと手順を伝授します。
【1】ご飯はギュッと詰めて寄りを防止
仕切りがないタイプのお弁当箱を使う場合、コーナーに余白を残しておくと、おかずの収まりがよくなる。
【2】メインのおかずはご飯の上にのせる
弁当が傷みやすくなるので、ご飯の上におかずを盛りつける場合は完全に冷めてからのせる。
【3】お弁当箱の端におかずを詰める
焼き野菜はコーナーに、ご飯の高さに合わせて詰める。高さを合わせることで中身が寄りにくくなる。
【4】ご飯が見える面積はなるべく少なく
おいしそうに見せるコツは、ご飯の見えている面積を少なくすること。漬けものや副菜などで隙間を埋める。
■旬八弁当店 田町店
東京都港区芝5-29-11 G-BASE田町1F shunpachi.jp/
撮影/武井メグミ 取材・文/番匠 郁
※女性セブン2022年5月26日号
https://josei7.com/
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