妻から「隣の旦那、武将になった」ってどういうこと!? 春の不思議な誤変換LINE
ある日妻から「隣の旦那、武将になった」というまるで戦国時代を彷彿とさせる誤変換LINEが届きました。高齢のおかんからは「尾新津杏、元気?」という謎解きのような不思議なメッセージが…。ぽかぽか陽気のせい!?
尾新津杏って誰ですか?
「おかんが中国語でも習い始めたのかと…」(30代、男性)
離れて暮らすおかんから息子へ「尾新津杏、元気?」というLINEが届きました。まるで謎解きのような、中国語のような、はたまた新しくできた中華屋のことなのか、尾新津杏とはいったい?
息子さんはこの謎を解き明かすために「おしんづあん」とひらがなに分解。さらに「オシンヅアン」とカタカナにもしてみます。女性の名前? しかし、誰のことやらさっぱりわかりません。
おかんは「おしんづあん」なるものの体調を気にかけている様子ですが、いったい何者なのか…。
最終的に、尾新津杏は「お兄ちゃん」の誤変換であることが判明。昔から母は長男のことをお兄ちゃんと呼んでいるそうです。しかし、いったいどうやってスマホを打ったらお兄ちゃんが「尾新津杏」になるのか、謎は解けませんでした(笑い)。
ついに“武将”に昇格したか…
「甲冑を身にまとった隣の旦那さんの姿が頭に浮かびました」(30代、男性)
仕事中、妻から届いた突然のLINE。なんと、隣の旦那さんが武将になっちゃったそうです! ビックリ! とそんなはずはなく。妻は、かなり興奮していたのか、部長と入れようとして武将と誤変換してしまいました。
朝、旦那さんが出勤した後にマンションの下で井戸端会議しながら「うちの旦那、部長に昇格したのよ~」「あらまあ、おめでとう」と祝福の言葉を言いながらも、目が笑ってない奥さんの姿が目に浮かびます。
旦那さんは、誤変換がおかしいやらちょっとプレッシャーやら、複雑な気持ちになったそうです。
新鮮なイカを食べながらの会議?
「イカで一杯やろうというお誘いかと思いました(笑い)」(40代、男性)
仕事先の鈴木さんから「イカ、いかがですか」とLINEが届きました。仕事先でしか顔を合わせたことのない鈴木さんから突然「イカを食べながらのお酒のお誘い!?」、もしかすると実家から新鮮なイカが大量に送られてきて、そのおすそ分け? などなど、ワクワクするような妄想が膨らんだ男性。
しかしその直後、「イカ、いかがでしょうか」の下に新しい企画案がずらり。もちろん「以下、いかがでしょうか」の誤変換でした。男性はガックシ。今度、機会を見てお食事にでも誘ってみようと思ったそうです。
ワクチンは「モナリザ」か「ファイター」か!?
「誤変換じゃなくて勘違いだったみたいです(笑い)」(40代、女性)
70代のお母さんから3回目のワクチンを接種してきたというLINEが届きました。しかし、お母さんは「モデルナ」を「モナリザ」と誤変換。娘さんは、念のため、「モデルナね」と訂正しました。
後日、お母さんが「3回全部、モナリザ打ったけど、副反応なんにもなかったよ」と堂々と人前で話していてちょっと恥ずかしくなったとか。誤変換ではなく、ただの勘違いだったのですね。ちなみに、ファイザーのことは「ファイター」と勘違いしていたそうです。
お母さん、あっぱれ!
日本語の連発で何が言いたいか伝わらず
「かなり長時間、話がかみ合わない状態でした」(40代、女性)
友達のなおみさんとショッピングの約束をしていた女性。電車で向かっているなおみさんから「今、日本語出たところだよ」と連絡がありました。
「え?日本語を出た? いったいどういう意味?」
頭の中がはてなでいっぱいになった女性は「日本語?」と聞き返してみたものの、なおみさんからはなおも「そう、日本語」と返信が。しばらくかみ合わない会話が続き、LINE状では迷宮入り。
その後、待ち合わせ場所で聞いてみると、「日本橋」の誤変換だったことが判明。「語」と「橋」が老眼で見分けがつかなかったとのこと。
***
介護ポストセブンでは、介護の合間に読んでクスッと笑える誤変換・誤字LINEを大募集。高齢の母や祖父母、介護にまつわるやりとりなど、気軽にお送りください!
取材・文/氏家裕子
※実話を元に一部設定を変えています。画面は編集部で作成し直したものです。
●母から「詐欺してみて!」「遺体します」って何!? ちょっと怪しいLINE誤変換