ポリ袋で簡単にできる自家製「白菜キムチ」の作り方「きゅうりを漬ければオイキムチにも!」
「菌が働いてくれる発酵食品は実は簡単!」と教えてくれたのはフードスタイリストのダンノマリコさん。大仕事のイメージが強いキムチも、ポリ袋を使って手軽に作れるという。早速作り方を教えてもらおう。
白菜キムチに必要な材料
いかの塩辛が発酵を助け、旨みもアップする。日本の唐辛子は辛いので、キムチ作りには甘みや旨みのある韓国産を。粗挽きより細挽きの方が辛い。ヤンニョム(キムチの素)に欠かせない韓国食材(アミの塩辛)はいかの塩辛で代用する。
酸味が出てきたら、豚キムチや鍋に使ってもおいしく食べよう!
<材用>
白菜…1/4株
粗塩…24g
水…2カップ
大根…約4cm
長ねぎ…1/2本
りんご…1/4個
にら…3株
【A】
赤唐辛子(粗挽き、または細挽き)…40g
おろしにんにく・おろししょうが…各小さじ1
ナンプラー…小さじ2 いかの塩辛…30g
作り方【1】白菜を塩漬けする
[1] 白菜は4cm幅のざく切りにし、大きめのポリ袋に入れる
[2] 水と粗塩を混ぜた食塩水を[1]に加え、ポリ袋の空気を抜いて口を縛る。
[3] ボウルなどに入れ、上に500g~1kgの重しをのせる。
[4] 2~3時間後にポリ袋の中の水分を捨てる。袋の口を縛って再度重しをのせ、ひと晩おく。
作り方【2】キムチの素を作る
[5] 大根、長ねぎ、りんごは4cm長さの細切りにする。
[6] にらは4cm長さに切る。
[7] [5] [6]をポリ袋に入れ、Aを加える。
[8] ポリ袋に空気を入れて口を持ち、振ってよく混ぜ合わせたら空気を抜き、全体がしんなりしてなじむまでおく。
作り方【3】白菜をキムチの素に漬ける
[9] 再度白菜の水分を捨て、両手で水気をしっかり絞る。
[10] 白菜を[8]のキムチの素が入ったポリ袋に加える。
[11] ポリ袋に空気を入れて口を持ち、袋を振ってよく混ぜ合わせる。
[12] 袋の空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で1~2週間おく。真冬ならベランダなどの日陰においてもよい。
★できあがり★
漬けた2日後から食べられるが、全体に味がなじんでくる1週間後くらいからがおいしい。2週間程で酸味が出てくるので、3週間を目安に食べきるのがおすすめ。冷蔵庫で1~2週間
キムチの素はこんな使い方も!
キムチの素はきゅうりや 万能ねぎなどを漬けても美味
キムチの素は作り置きして、白菜以外の野菜を漬けてもおいしい。大葉や万能ねぎ、切り干し大根など水分の少ない野菜は、即席漬けでも食べられる。
オイキムチの作り方
【1】きゅうりは半分の長さに切って十字に切り込みを入れる。
【2】食塩水に漬けてしんなりしたら水気を切り、切り込みにキムチの素を詰める。ポリ袋に入れ、冷蔵庫で3~4日おけば完成。
「唐辛子で手が痛くなるので、キムチの素を触るときはゴム手袋を忘れずに!」(ダンノさん)
教えてくれた人
ダンノマリコさん/フードスタイリスト
発酵食や保存食に詳しく、レシピも提案。近著に『保存食&食べ方テク』(朝日新聞出版)や『フライパンひとつで魚のごちそう』(青春出版社)がある。
撮影/キッチンミノル 取材・文/青山貴子
※女性セブン2022年3月24日号
https://josei7.com/
●島崎和歌子さんの『海鮮キムチ鍋』「韓国に行ったときにお店のオモニに教えてもらった本場のレシピ」