春のごちそう「“たけのこ”の正しいゆで方」をわかりやすく紹介 和風とアジア風、2つのレシピも
新鮮なたけのこは、春のごちそう。でも、アクが強くなるため、掘りたてを買ったらすぐゆでる! が鉄則。今春は、たけのこ料理を「ゆでる」ところから始めてみませんか? ゆでたたけのこを使ったレシピもご紹介!
たけのこのゆで方
【1】ゆでる前に切り込みを入れる
皮つきで、全体が乾燥しておらず、大きめのものがよい。先端を切り落とし、実の部分を傷つけないよう縦に深さ1cm程度の切り込みを1本入れる。
【2】米ぬかを入れアクを抜く
大きめの鍋にたっぷりの水を注ぎ、米ぬかひとつかみ、赤唐辛子1本を入れ、落とし蓋をする。ふつふつと沸くくらいの火加減で1~2時間ゆで、ひと晩置いて冷ます。
【3】皮をむいて穂先を切る
ぬかを洗い流し、皮をむいてえぐみの強い穂先を切る。穂先に残った皮はさらにむく。表面に残った根元のやわらかい皮は包丁の峰や割り箸などで削り落とす。穂先はやわらかく香りもよいが、えぐみが強いのでみそ汁などで使おう。
【4】たけのこを切り分ける
根元部分とその上の中央部分に切り分ける。
※食べない分は水に浸けて冷蔵保存。1日ごとに水を換え、2日ほどで使い切ろう(水に浸けすぎると風味が飛ぶため)。
【5】根元は食べやすく切る
根元は歯応えがあり、えぐみが少なく風味がよい。中央部分は食感と甘みのバランスがよくたけのこご飯や煮物に。両方入れると、味と食感の違いが楽しめる。
たけのこレシピ:若竹鍋
濃い目の煮汁でさっと煮て味わい豊かに
【作り方】
【1】ゆでたたけのこ1本(正味150g)は根元を1cm幅の半月切りかいちょう切りにする。穂先~中央部分は6~8等分に切る。塩蔵わかめ10gは水で戻して食べやすく切る。
【2】小鍋にだし汁1カップ、薄口しょうゆ・酒・みりん各大さじ1、砂糖小さじ1/2、たけのこを入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にして5分煮る。
【3】わかめを加えてさっと煮て、木の芽適量をのせる。
たけのこレシピ:たけのことえびのトムヤムクン風鍋
やさしい酸味が日本酒にマッチ
【作り方】
【1】ゆでたたけのこ1本(正味150g)は根元を薄い半月切り、またはいちょう切りにする。穂先~中央部分は縦半分に切ってから縦薄切りにする。むきえび100gは背わたがあれば取り、塩・片栗粉各少量で軽くもんでから洗い、水気を切る。
【2】鍋に千切りにしたしょうが1片、水1 1/2カップ、顆粒の鶏がらスープの素小さじ1/2
を入れて中火にかけ、煮立ったらえび、たけのこの順に加えて2~3分煮る。
【3】ナンプラー小さじ2、レモン汁小さじ1を加え、ざく切りにしたパクチー適量をのせ、ラー油適量を回しかける。
撮影/鈴木泰介 取材・文/番匠郁
※女性セブン2022年3月24日号
https://josei7.com/
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