佐賀「呼子朝市」で名物”いか”グルメを堪能 市場で働く人々の笑顔にも癒やされる
いか漁が盛んな町、佐賀県・呼子町では約100年もの間続いている「呼子朝市」が行われている。市場では自家製の一夜干しや、いかの煎餅、揚げたいかなど、新鮮ないかを思う存分味わう事ができる。日本三大市場と言わている「呼子朝市」の魅力を見ていこう。
佐賀県唐津市の北西に位置する呼子町では、一年中水揚げされるいかが有名。港近くの朝市には、毎朝いかと共に新鮮な魚介が並ぶ。市が賑わうのは9~11時頃だが、8時頃にはいかの下ごしらえが見られることも。
いかを高速回転させる機械、名物「いかぐるぐる」など、至るところにいかが干されている風景は旅情たっぷり。近くの旅館や民宿に泊まり、朝から呼子の空気を満喫したい。
一夜干しは、いか本来の旨みが味わえる呼子の定番品。3代にわたって出店する『松嵜干物店』では、前日にとれたいかをその日に干し、翌朝店に並べる。
注文してから焼き始める『かま笑』の『いか焼き』(1串500~600円)。歯切れよくやわらかな食感で、秘伝の濃厚な甘だれがあとを引く一品。
地元産のいかを丸ごと使った『呼子プレス商会』の『いかプレス煎餅』(700円)は超特大サイズ。
『木屋さかな市場』の「やりいか天」(1パック500円)は揚げたてアツアツ。
20代の頃から朝市に出店する金丸政子さんは、アラカブ(かさご)や鯛、いさきを販売。高級魚のアラカブが100g 200円!と激安だ。
高級魚がお手頃価格! その場で試食ができる店も!!
水揚げされたばかりの黒ウニ(1個300円前後)をその場で手際よく割り、試食させてくれる店も。磯の香りと濃厚な風味は格別。
魚のすり身が入った厚焼き玉子は地元で親しまれてきた味
『木屋本店』で購入できる『阿つ焼』(小810円)は、呼子の家庭料理のひとつ。生地はカステラのようにふわふわで、魚の風味がアクセント。
■佐賀県・呼子朝市
住所:佐賀県唐津市呼子町呼子朝市通り
営業時間:毎日7:30~12:00
撮影/玉井幹郎 取材・文/スペースリーブ(湯山幸奈、加藤瞳)
※女性セブン2022年3月3日号
https://josei7.com/
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