神奈川”三崎朝市”をお得に楽しむ5つの法則|まとめ買いで安く!まぐろパンも注目
長い歴史を誇る伝統の朝市は観光スポットとして立ち寄りたい所。せっかく朝市に行くなら思いっきり満喫したい。そこで、全国各地の朝市を訪れているながさきさんに、神奈川県・三浦半島にある三崎朝市を巡りながら朝市の楽しみ方のコツを教えてもらった。
※朝市の開催日時や出店数は、天候などにより変動があります。価格は編集部調べです。
※マスクは撮影時のみ外しています。
※試食は中止になる場合があります。
“ここだけのもの”が見つかるのが 朝市の醍醐味
ながさき一生さん/さかなの会 代表
漁業から卸、小売事情までを熟知する業界歴30年のおさかなコーディネータ。全国各地の朝市を訪れている。
「朝市には地魚や地元の人が育てた野菜、そこでしか手に入らない名物など、スーパーではお目にかかれないものがたくさんあります。値段も朝市価格なので、安く買えるワクワク感もありますよ。
また、お店の人との会話も楽しみのひとつ。積極的に話しかけてお店の人と仲良くなったり、まとめ買いをしたりすると、おまけや値引きをしてくれることも。人情味のあふれる朝市は、元気をもらえるパワースポットです!」(ながさき一生さん)
威勢のよい声が飛び交う“三崎朝市”
三浦半島の南端に位置する三崎は、“まぐろの街”として有名。朝市は三崎漁港に程近い広場で開催されている。
6軒のまぐろ専門店が出店し、まぐろの加工品のほか、珍しい部位が安く買えることも。旬の海産物も並び、賑わいのピークは朝5~6時なので、早起きは必須。店先では元気な掛け声が飛び交い、活気ある雰囲気にテンションも上がる!
まぐろ丼などを食べられる食事スペースもあるので、買い物の合間に朝食を楽しむのもおすすめだ。
三崎朝市
住所:神奈川県三浦市三崎5-3806
営業時間:毎週日曜5:00~8:30頃
【楽しみ方その1】お店の人とのコミュニケーションを楽しもう
「お店の人たちは食材の扱いにも慣れているので、通な食べ方やおすすめの調理法、魚のさばき方なども教えてくれますよ」(ながさきさん、「」内以下同)
三崎の地魚から全国の旬の魚介類まで揃える『大畑鮮魚』は朝5時から人だかりが絶えない人気店。お店の人の活気は市場ならでは!
まとめ買いは、価格交渉のチャンス。うまくまけてもらおう!
【楽しみ方その2】その土地ならではのものを買おう
三崎朝市といえば、やはりまぐろ。まぐろ専門店には、天然の本まぐろの中トロや大トロのブロック、珍しい部位までズラリと並ぶ。安くてよいものは早い者勝ちだ。
『マルヤマ小山商店』では、大きなまぐろの尾っぽが2~3個で1200円~と激安。骨に沿って切れば、4つのブロックとなり、刺身でも美味。
【楽しみ方その3】地元の新鮮なものを買おう
観光地化された市場では、輸入物などが売られている場合も。
「お店の人にその土地でとれたものかを聞いたり、産地の表記をチェックしたりするとよいですよ」。
イチオシの商品をお店の人に聞けば、いましか食べられない生わかめや激安のまぐろなど、新鮮でおいしいものが見つかるはず。
【楽しみ方その4】人気の名物は迷わず買い!
リピーターが必ず購入する名物は、事前にリサーチをして売り切れる前に購入を。三崎朝市では、まぐろのパンやふりかけ、豆腐店の巨大がんもどきまで、楽しい品がてんこ盛り。
『ベーカリーピジョン』では、魚の形をした『まぐろぱん』(200円)が人気。
パンの中には中華風に味付けしたまぐろがたっぷり。早めに行かないと、売り切れることも。
海洋深層水を使った手造り豆腐が買える『高梨商店』では、通常の5倍もある『ジャンボがんも』(480円)が目玉!
『仁平商店』には、夫婦で手作りする総菜が並ぶ。鮪のふりかけ、鯵なんばん、もずく…魅力的な惣菜がたくさん!
【楽しみ方その5】おいしい朝ごはんを食べよう!
三崎朝市には、露店のそばにベンチやテーブルが置かれた飲食スペースが。
人気のメニューは売り切れることもあるので、買い物の合間に朝食も楽しんで。テイクアウトすることもできる。
飲食スペースのそばで露店を構える『もっちゃん』では、『まぐろぶっかけ丼』(700円)や、まぐろを使用した『さんが焼き』(250円)などが人気。持ち帰り用にまとめ買いしていく人も。
撮影/深澤慎平 取材・文/スペースリーブ(湯山幸奈、加藤瞳)
※女性セブン2022年3月3日号
https://josei7.com/
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