頭皮のツボを刺激して疲れを取る髪の洗い方5step「寝つきもよくなる」鍼灸師監修
毎日のシャンプータイム、頭皮のツボも一緒に押しながら行えば、こりや目の疲れなどたまった疲れが取れるという。さらに、頭頂部にあるツボ「百会(ひゃくえ)」を刺激するとリラックス効果がうまれ、それによって寝つきもよくなるんだとか。その他の効果やツボの場所も専門家に伺ったので、今日から早速やってみよう!
シャンプー時もツボを刺激できる
鍼灸師である森田真理さんは、シャンプーのときツボを意識して刺激するだけで、不調改善効果があるという。
「息を深く吐きながらツボを押すと、しっかり刺激できます。下を向いて洗髪すると顔がたるむ原因になるので、正面より上を見て洗いましょう」(森田さん・以下同)。
【Step1】ブラッシングで血行促進
シャンプー前にブラッシングすることで頭部全体の血流がよくなり、こりがほぐれやすくなる。
「前から後ろ、サイドから逆サイド、後ろから前と、全方向からまんべんなくブラッシングを」。
【Step2】こりがひどい部分はグーでほぐす
手をグーにして第一と第二関節の間の面を地肌に押し当て、少しずつ位置をずらしながらまんべんなくほぐす。
「眼精疲労や食いしばりのある人は、耳の上あたりの筋肉が硬くなりがち」。
【Step3】 下から上へ引き上げてたるみを上げる
手を開いて指の腹を髪の生え際に当て、下から上に引き上げるように動かす。
「頭皮と顔は1枚の皮膚でつながっているので、頭皮を引き上げることで顔のたるみも防げます」。
【Step4】グーで叩いて毛細血管を刺激
軽くこぶしを握り、後頭部を弱めに叩く。後頭部には“風池”など肩こりや目の疲れに効くツボがあるので、忘れず刺激。
「叩くことで毛細血管が広がり、血の巡りがよくなります」。
【Step5】指先でタッピングしてリラックス
親指以外の4本の指先で、頭皮全体を軽くタッピング。“百会”やその周りのツボは不安を和らげる効果もあるので、頭頂部も欠かさずに。
「副交感神経が活発になり、リラックスできるので、寝つきもよくなります」。
教えてくれた人
森田真理さん/鍼灸師
『Mari鍼灸Salon』院長。深層筋をほぐす鍼で、体や精神的な不調を緩和する。著書に『頭から体を癒す』(ブルーロータスパブリッシング)など。
イラスト/かくたりかこ 取材・文/西谷友里加
※女性セブン2021年11月25日号
https://josei7.com/
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