口臭の原因は舌かも!?正しいお手入れ&体調管理法を徹底解説
血流が滞っていると、舌全体が紫色になったり、紫色の斑点ができる。舌の色も重要な判断要素で、赤みがかった紫色なら胃炎などの炎症を起こしている可能性が。青みがかった紫色なら、冷え症や肩こり、腰痛などに気をつけて。また、ストレスや緊張でこのような舌になることも。
黄色い舌苔がべったり
黄色く粘ついた舌苔が分厚く舌に付着している場合は、体の中に過剰な熱や湿気がこもり、内臓に負担をかけている証拠。暴飲暴食や不規則な食生活でもこういう状態になるが、脂質異常症や肝機能障害、狭心症や心筋梗塞などの心配もあるので気をつけたい。
ふちに歯形がある
体内の余分な水分がたまって舌がやわらかくなっているため、舌のふちに当たっていた歯の形が残ってしまう。これは、体力が衰えているか、胃腸の機能が弱っている証拠。加えて、舌が大きくはれぼったい場合は、むくみや頭痛を引き起こす可能性がある。
舌の裏の血管が怒張している
舌の裏側には2本の静脈が走っている。正常時にはほとんど見えないが、血管が太くなって目立つようになってきたら血行不良のサイン。高血圧や中性脂肪値が高いなどの生活習慣病、生理痛や子宮筋腫など婦人科系の病気の心配が。血管の盛り上がりが大きい場合は病院へ。
表面がツルツルで光沢がある
水分が不足し、体液が失われている状態。舌の色が深紅色なら胃の不調、舌全体が白っぽく、表面がツルツル光っているようなら栄養失調の可能性が。どちらの場合も元気が出ず、めまいや立ちくらみ、肌の乾燥、貧血などの症状が出ることも。
舌苔が部分的にはがれている
舌苔がはがれた部分がツルツルしている場合は、胃腸の機能低下や胃の粘液が不足している証拠。食欲がなくなり、腹痛・下痢・便秘などの症状が出るかも。一方、はがれているものの、薄く舌苔が残っている場合は、体内のエネルギーや栄養が不足しているか、免疫力が低下している。
イラスト/小野寺美恵
※女性セブン2018年7月12日号
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