兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第98回 ワンコのいる施設を見学】
若年性認知症の兄と暮らすライターのツガエマナミコさんは、包括支援センターに隣接するデイケアセンターを見学。このまま決めてしまおうかと思った矢先に、新たな施設の情報が届いた。セラピー犬がいるというその施設は、今は亡き母上のケアマネジャーがいるところだった。早速、兄を伴いその施設に向かったのだが…
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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セラピー犬はどこに?
良く晴れた日の午前10時30分、わたくしと兄は家から歩いて3分の「通所リハビリーション」の前におりました。この「兄ボケ」担当の編集者さまが「ワンチャンがいるみたいですよ」と教えてくださったデイサービス施設でございます。
すでに決まりかけていた別のデイサービス施設への後ろめたさに「今日は見学だけだし~、気に入らないかもだし~」と言い訳をしながら現場に向かったのでした。
案内をしてくださったのは、施設の主任さま。30代後半とおぼしき若さハツラツの女性でございます。さっそく小部屋に通されて施設での1日の流れや趣旨や特徴の説明があり、館内を見学いたしました。靴を脱がなかった前のデイ施設とは違い、ここでは上履きに履き替