さんまの干物で作るみぞれ煮&南蛮漬けレシピ|藤野嘉子さん
秋の味覚のさんまですが、今年はちょっとお高めなので、お手頃価格の干物で味わうのがおすすめ。さんまは、干物なら小骨が気になりにいので高齢者の食事にも使いやすいですよ。
この季節にピッタリなさんまの干物レシピを人気の料理研究家・藤野嘉子さんが考案してくれました。干物ならではのコクがあって美味しく、野菜も一緒にたっぷり食べられます。
さんまのみぞれ煮
煮汁を吸った大根おろしと合わせてさっぱりと味わえます。
<材料>
さんまの干物…2枚
ピーマン…2個
しめじ…1パック(約100g)
めんつゆ(4倍濃縮)…大さじ2
水…120ml
赤唐辛子(種を取って3等分に切る)…1本
サラダ油…大さじ1
大根おろし…5cm分
ゆず(いちょう切り)…1/4個
<作り方>
【1】さんまは頭と尾を落とし、背で半分に切り分けて2cm幅に切り、小麦粉(分量外)を薄くまぶす。ピーマンは半分に切り、しめじは石突きを取ってほぐす。
【2】鍋にめんつゆ、水、赤唐辛子を入れてひと煮立ちさせる。
【3】フライパンに油を熱し、ピーマンを入れてふたをして焼く。両面焼けたら【2】に入れ、しめじもさっと焼いて【2】に入れる。
【4】さんまを【3】のフライパンでこんがり焼き(油が足りなければ加える)、【2】に加えたら中火で1~2分煮て、大根おろしとゆずを加えて火を止める。
★ポイント
脂ののったさんまをさっぱりさせるゆず。レモンやすだちでもOK。
★この干物で作れる!
さんま
さば
→干物のおいしく焼きコツって?干物をおもてなし料理にするレシピ
さんまの南蛮漬け
旬の魚とたっぷりの野菜が食べられるので、常備菜にピッタリ。
<材料>
さんまの干物…1枚
玉ねぎ…1/2個
パプリカ(赤)…1/2個
細ねぎ…5本
サラダ油…大さじ2
<A>
しょうゆ…大さじ2
酢…大さじ2
水…大さじ2
砂糖…小さじ1
<作り方>
【1】さんまは頭と尾を落とし、背で半分に切り分けて3cm幅に切り、小麦粉(分量外)を薄くまぶす。
【2】玉ねぎは繊維に対して垂直に薄切りにし、パプリカは縦半分に切って斜め薄切りに、細ねぎは3cm長さに切る。
【3】バットで<A>を混ぜ、【2】を加えて混ぜる。
【4】フライパンに油を熱し、中火でさんまをこんがりと両面揚げ焼きにし、油を切って【3】に漬け、粗熱がとれたら皿に盛る。
★ポイント
塩気のある干物は甘酢とマッチ。旬の長いもを入れてもおいしい。
★この干物で作れる!
さんま
あじ
ししゃも
教えてくれた人
料理研究家 藤野嘉子さん
テレビや雑誌で活躍するかたわら、料理教室「おうちごはんを楽しむ会」を主催。今年から始めたYouTubeチャンネル「嘉子さんの初めて料理教室」は登録者数1万人超え。
撮影/鈴木泰介 撮影協力/UTUWA
※女性セブン2020年11月19日号
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