足の爪切りの頻度はどのくらい?正しい爪の切り方は?足爪トラブルを予防するストレッチ法
足の爪が変形した、爪が変色してもろくなった──それらの症状は、足爪に何らかの病気やトラブルがあるサインかもしれない。女性に多い爪トラブルを防ぐには、爪のケアのほかに、足の指を鍛えることも大事。ここでは適切な爪の切り方と足指を鍛えるストレッチを紹介する。
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足の爪切りの頻度は?
「爪を守るには、正しい爪切りが大切です。巻き爪などで爪の角を切ると、一時的に痛みがなくなることはありますが、伸びてくると肉に食い込んでさらに痛みは悪化します」と語るのは、神楽坂 肌と爪のクリニックの野田弘二郎院長。
習慣的に深爪をするとどんどんと巻き込みが進み、重症を招く悪循環に。間違った爪の切り方をしないことが重要。
「足の爪切りは4週間に1回が目安。伸びの遅い爪でも2か月に1回は切るようにしましょう。爪切りは古くて切れが悪いものを使うと爪が割れてしまうので、よく切れる爪切りを使うこと。1~2年に1度は新しいものに買い替えましょう」(野田院長・以下同)
また、足の指に充分な荷重がかかっていないと、浮き指(足の指が地面に接していない状態のこと)になりやすく、巻き爪を起こしやすい。
「日頃から足指を鍛えるエクササイズを行って、足指や足裏の筋力を鍛えましょう。浮き指改善と巻き爪予防になります。また、歩くときには地面を親指でしっかりつかむように歩くことを意識してください。体重が足指にしっかりとかかるように重心を移動させることを心がけましょう」
足の親指の正しい爪の切り方
【1】爪先の白い部分を残してスクエアに切る。風呂上がりなど、爪が柔らかいときに切るのが好ましい。ちなみに健康的な爪はピンク色で表面に艶(つや)があり、短軸方向にも長軸方向にも穏やかなカーブを描いている。
【2】左右の角を爪切りのやすりで軽く丸めるように削る。深く切りすぎたり、両端を爪切りで切ると、巻き爪や陥入爪の原因に。
※ほかの指は爪の形に合わせ、白い部分が1mm弱残るぐらいに丸く切る。
■こんな切り方に注意!!
×深く切りすぎる
×角を短く切りすぎる
足指を鍛えて予防する その1
■親指と人差し指のストレッチ
足の指先を心地よい程度に揉んで、筋肉の緊張をほぐしておく。次に両足の親指と人差し指の間に鉛筆またはペンなどを挟み、背筋を伸ばして真っ直ぐに立つ。転倒しないように壁や洗面台などで体をしっかりと支えられる体勢で行うこと。
前方を見た状態で、鉛筆やペンが倒れないよう、かかとをゆっくり上げ下げする。1回を1セットとして10セット程度を目安に。かかとを上げる際は足指のつけ根からしっかりと上がるように意識して。リラックスしたときに毎日行うのがオススメ。
足指を鍛えて予防する その2
■タオルギャザーエクササイズ
イスに座った状態で足先の届く位置にタオルを敷く(タオルに足全体がのせられる位置へ移動させてもOK)。次に足の指先をタオルの手前部分にのせる。
イラスト/ドナ
※女性セブン2020年10月15日号
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