【中央・総武線】注目の特別養護老人ホームと介護付有料老人ホーム【まとめ】
JR総武線「平井」駅から徒歩3分と利便性の高い場所にある「杜の癒しハウスひらい」。施設から2分ほど歩くとお惣菜や飲食店などが立ち並ぶ平井親和商店街があり、親しみある下町の雰囲気を漂わせている。平井公園や護岸の整備された旧中川などちょっとした散歩にピッタリのスポットもあり、落ち着いた暮らしができる環境が整っている。
「杜の癒しハウスひらい」を運営する社会福祉法人「三幸福祉会」は、介護・保育施設事業の他、専門学校・大学・短期大学・高等学校などを運営する学校事業、生涯教育事業など6つの角度から事業展開している三幸グループの一員。医療・介護系の専門学校の卒業生は、介護福祉士など専門性を身につけて活躍している。三幸福祉会はその名の通り、「職員(メンバー)の幸せ」「ファミリーの幸せ」「ご家族と地域の皆様の幸せ」の“三つの幸せ”を理念としているという。
「杜の癒しハウスひらい」のエントランスを入ると、広々としたスペースが確保されたラウンジが広がる。2面がガラス張りになっていて、日当たりもよく、開放感のある空間は入居者の憩いのスペースとなっている。食堂は各階にあるので、ここは交流を目的とした共有スペースとして主に利用されているという。スタッフルームがラウンジに隣接されているので、入居者と職員がお互いに声をかけやすい。こちらでは入居者のことを“ファミリー”と呼んでいるが、地域の住民や子ども、ボランティアなどが一体となってファミリーとの交流を楽しみ、見守っているそうだ。
こちらの施設には、日中の時間帯に365日看護師が配置されているという。病院に行かなければならないような急な体調変化だけではなく、日々の健康管理のサポートもしてくれる。また、夜間は各フロアの夜勤スタッフに加えて、緊急対応ができるように宿直のスタッフを1名配置しているという。そのため、緊急対応が必要になっても、他の入居者へのサービスが低下することはない。これも単純な人員配置の数字だけを見ていると分からないポイントだ。
居室には電動ベッドや温水洗浄便座付きトイレ、エアコン、カーテン、クローゼット、チェスト、室内照明などが標準装備。部屋は車椅子でも出入りしやすいように間口が広くなっている。洗面台下のスペースも車椅子でも入れるように配慮された設計になっており、緊急時のためのナースコールも設置されている。
q12 使い勝手良く設計されたシンプルで落ち着いた部屋
食堂は2階から4階の各階に設けられているので移動の負担が少ない。日々のメニューは管理栄養士の指導のもとに作られており、地方の名物料理を提供するなど、楽しみも重視しているという。ソフト食は、完成した料理をすりつぶした後に形や味を整えているそうだ。
入居者、そして家族の助けとなるサービスを介護の基本に忠実に行い、地域との交流に積極的に取り組んでいる「杜の癒しハウスひらい」。「サポートが必要な毎日でも、自分らしい暮らしがしたい」「体調が優れない時も、快適に過ごしたい」といった願いを叶えてくれそうだ。
→お祭りでは神酒所に!地域に開かれた運営を実践する介護付有料老人ホーム<前編>
→職員が20代が中心で意欲的!“三つの幸せ”が理念の介護付有料老人ホーム<後編>
それぞれ個性を持っている中央・総武線の各駅。駅同様に沿線の施設もバラエティに富んでいる。気になる施設を複数ピックアップして、路線を絞って老後の住まいを探してみるのも良さそうだ。
撮影/津野貴生 取材・文/ヤムラコウジ
※施設のご選択の際には、できるだけ事前に施設を見学し、担当者から直接お話を聞くなどなさったうえ、あくまでご自身の判断でお選びください。
※過去の記事を元に再構成しています。サービス内容等が変わっていることもありますので、詳細については各施設にお問合せください。
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