在宅介護にかかるお金 訪問入浴なら1回1300円
急に必要になるかもしれないのが、親や親族の介護。施設に移り住むという選択肢もあるが、住み慣れた自宅での介護を望むケースも多いだろう。そういったニーズに応えるべく、介護が必要になっても住み慣れた地域で暮らせるように、国は自宅で受けられる介護サービスを充実させている。在宅ではどんなサービスを、いくらで受けられるのかチェックしてみよう。
訪問介護(身体介護)
食事介助、通院外出介助、洗面・排泄介助、体位変換など
・自己負担(1割)の目安(1回あたり※)
20~30分未満=200円前後
30~60分未満=400円前後
60~90分未満=600円前後
90分以上30分ごと=90円前後
・横浜市の例
20~30分未満=273円
30~60分未満=432円
60~90分未満=628円
90分以上30分ごと=89円
訪問介護(生活援助)
掃除、洗濯、買い物など
・自己負担(1割)の目安(1回あたり)
20~45分未満=200円前後
45分以上=250~300円前後
・横浜市の例
20~45分未満=204円
45分以上=251円
訪問入浴介護
自宅に浴槽や給湯設備のある入浴車を運び込んで、看護職員と介護職員が入浴サービスをしてくれる。全身入浴が難しい場合は清拭(せいしき)や部分浴でも対応してもらえる。
・自己負担(1割)の目安(1回あたり)
入浴=1200~1400円前後
部分入浴=800~1000円前後
・横浜市の例
入浴=1373円
部分入浴=961円
訪問看護
血圧測定や注射など
・自己負担(1割)の目安(1回あたり) ※病院または診療所
20分未満=300円前後
30分未満=450円前後
30~60分未満=650円前後
60~90分未満=950円前後
・横浜市の例 ※病院または診療所
20分未満=292円
30分未満=436円
30~60分未満=631円
60~90分未満=929円
訪問リハビリテーション
病状が落ち着いて自宅療養している人で、通院できない場合に、医師の指示によって理学療法士や作業療法士などが自宅を訪問して、リハビリテーションを行うもの。
・自己負担(1割)の目安(1回あたり)
300円前後
・横浜市の例
329円
居宅療養管理指導
医師・歯科医師や薬剤師、管理栄養士などからの管理・指導
・自己負担(1割)の目安(1回あたり)
(医師・歯科医師が行う場合)400~500円前後
(薬剤師が行う場合)300~600円前後
・横浜市の例
(医師・歯科医師が行う場合)503円
(病院・診療所の薬剤師が行う場合)553円
(※同一建物に居住していると金額が異なる場合があります)
◆出典/横浜市介護事業指導課『居宅サービス 料金表(平成29年4月版)』、すべて1割負担の場合の金額
※女性セブン2018年3月8日号
【関連記事】