お中元やめたい【手紙例文】高齢の親が送っているお中元やめ時はいつ?
お中元をやめたい…。親も高齢だし、コロナで自粛ムードだし、今年はお中元をやめようかと考える人も多いのではないだろうか。そこで、お中元をやめるときの正しいマナーやお中元をやめるタイミング、やめる際の手紙の例文を、マナー講師の井垣利英さんに聞いた。
【目次】
お中元やめたい…高齢の親の慣習、どうする?
「親がずっと続けているお中元、そろそろやめてもらいたいんですよね。
70才を過ぎて会社関係の付き合いも薄くなってきているし、年金暮らしだし…。
デパートに出かけてあれこれ選んでいるようだけど、結構しんどいと思うんです」(親が70代後半の40代主婦)
毎年送っているお中元をそろそろやめたい、親が付き合いで続けているお中元をやめてほしい…。
自分も親も年を重ね、疎遠になっている親戚、今はほとんどつながりのない上司など、なんとなくルーティンで送っているなら、改めてやめる方法を考えてみるのもいいだろう。
さらに今年は、新型コロナによる自粛ムード。これを機に、お中元をやめるというのもひとつの手だ。
マナー講師の井垣利英さんによると、
「もともとお中元やお歳暮は、お世話になったかたへ日ごろの感謝の気持ちを表すために送るもの。
相手と疎遠になったと感じているなら、お中元はやめても失礼にはなりません」
とはいえ、今まで送っていたお中元をいきなりやめるのはご法度。相手は「何かあったのかしら」と心配になることも…。
「そもそもマナーの基本は、相手への”思いやり”です。思いやることで、相手に好感を持たれ、人間関係が良くなり、人生が豊かになります。お中元をやめるときは、相手への心づかいとして、先に手紙や葉書で気持ちや事情を伝えてからのほうが良いでしょう」
高齢の親が負担に感じているようなら、お中元の送り先を一緒に整理し、お中元をやめるための挨拶状を送るなど話をしておくといいだろう。
お中元のルーツ、お中元を送る意味とは
お中元のルーツは昔の中国の風習で、半年間の無事を祝い、先祖供養をしていた「中元」にある。
これが日本に伝わるとお盆の行事と重なった。
「親や親族に対し、先祖への『お供え』を贈っていたものが、次第にお世話になった人への感謝の気持ちを送る習慣になりました」
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