”お疲れ脳”がシャキッと生まれ変わる生活習慣【午後~夜編】
夕方16~19時は、夕食の支度など、もうひとがんばりするために、五感をフル回転させ、脳に新たな刺激を与えよう。
【視覚系】【聴覚系】【記憶系】買い物前に冷蔵庫の中身を覚える
同じものを買ってしまう、または、買い忘れるなどのムダを省くためにも、買い物前に冷蔵庫をチェックして、中身を覚えよう。「ただ見ているだけでは覚えられません。冷蔵庫の中に何があるか、声に出して理解しましょう。見て、自分の声を聞き、覚えようとすることで記憶系のほか、視覚系と聴覚系のトレーニングにもなります」。
【理解系】【視覚系】【思考系】いちばん早いレジがどれか判断する
夕方から夜にかけて、スーパーのレジは混雑する時間帯。「誰しもストレスなく、できるだけ早いレジに並びたいものですよね。そこで、レジに並ぶ前に、どのレジがいちばん早く進むか推理してみましょう。前にいる客のかごの中身や、店員が新人かベテランかなどを見極めることで、脳がフル回転して活動的になるんです」。
【伝達系】【理解系】【視覚系】【感情系】店員に話しかけてみる
伝達能力を上げるために、ぜひ実践してほしいのが、スーパーやカフェなどで店員に話しかけること。「相手にどういう言葉をかけると喜ばれるのか、嫌がられるのか、反応を見て話すと視覚系や理解系のトレーニングになります。見知らぬ人に話しかけるのは勇気のいることですが、そのドキドキも、また脳には新鮮な刺激なのです」。
【思考系】迷ったら、欲しい理由を3つ考える
安いからと、すぐに必要ではないのにかごに入れる…。こんな、やりがちな行動をやめるには、理由を考えることだ。「献立に必要ならもちろん即買いですが、衝動的に欲しくなったものは、欲しい理由を3つ考えてみましょう。もし、すぐに思い浮かばなければ不要ということ。冷静さを取り戻すと、思考系脳番地が動き出し、正しい判断ができます」。
【理解系】【視覚系】【思考系】テレビは無音で会話の内容を想像してみる
テレビをつけたまま家事をすることも多いが、たまには音を消して、人物の動きや状況だけで、何が起きているか想像してみるとよい脳トレに。「音がないことで自由な発想が生まれ、音があるときには気づかなかった、出演者の癖や表情を発見することもできます。また、せりふを想像することで、考える力も身につきますよ」。
【視覚系】【思考系】ガラスや青系の食器に合う料理を考える
食器を使いこなすことは思考系を鍛えるのに最適だ。「普段使わない食器に盛り付けることで、いつもと違う日常が感じられるのでワクワクします。特に夏にはガラスや青系のお皿で、氷などを使うと見た目から涼しくなり、食欲もわいてきます」。
【視覚系】【記憶系】ホラーやミステリーでゾクッとするのも脳の刺激に
夏の風物詩ともいえる怪談話。苦手な人も多いかもしれないが、これもまた脳トレになる。「皮膚感覚も感情系の1つなので、“怖い”と感じると、体全体が寒く感じます」。ホラーが苦手な人には、雪山が出てくるような映画がおすすめ。見て「冷たい」と感じると、脳もクールダウンされるのだ。
【聴覚系】【感情系】氷がぶつかる音に耳を傾ける
「グラスに氷を入れるときや、マドラーで混ぜるときの“カラン”という氷の音は、聴覚から涼を感じられます。意識して聞いてみましょう」。ほかにも、風鈴の音色や水の音、うちわであおぐ音などに耳を傾けると気持ちも落ち着きます。