「酢納豆」を食す三浦雄一郎氏 84才で身体測定は20代の数値
納豆の市場規模はここ3年、右肩上がりで増え続け、昨年は過去最高の2140億円を記録した。今や国民食の筆頭ともいえる納豆。これまでに健康食としても何度もブームを巻き起こしてきたが、最近その納豆に「神の一手」を加えると、さらにおいしく、しかも健康になれると話題になっている。
その一手とは、「お酢」だ。NHK『ガッテン!』で、納豆1パックにしょうゆではなく、お酢ひとさじを足す食べ方が「納豆の新ワザ」として紹介され、以来、人気が広がっているのだ。
酢を加えると納豆の臭みがおさえられ食べやすくなる
「最初は“納豆にお酢? すごいにおいになりそう”と思ったけど、実際にお酢を加えてみると、逆に納豆の臭みがおさえられてすごく食べやすかった。混ぜると泡立ってフワフワした食感になり、味もまろやか。病みつきになって、1日1回は食べてます。なんだか最近、お通じもいい気がするんです」(40代女性)
この「酢納豆」のすごさは“手軽でおいしい”だけでなく、さまざまな効能が期待できることにある。
「酢納豆」を20年以上食べ続けてきた三浦雄一郎氏
2013年、80才にして3度目のエベレスト登頂を果たしたプロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さん(84才)の健康の秘訣も酢納豆だ。20年以上前から食べ続けてきたという。三浦さんが語る。
「53才で一度現役を引退したんですが、その際、糖尿病や高血圧など生活習慣病を相次いで発症してしまったんです。トレーニングをしないのに食べる量や質を変えなかったことが原因です。ついには入院治療する一歩手前の状態になり、食生活を改善しようと食べ始めたのが、もともと好きだった納豆でした。
ただ、血圧を考えると塩分は控えなければならない。そこで、しょうゆの代わりに酢をかけて食べることにしたのです。酢納豆を食べ始めてから、体の調子もよくなりました。とくにこの20年は体力の衰えを感じず、体感としては65才のままですよ(笑い)」
他にも女優の藤原紀香(46才)やフリーアナウンサーの福澤朗(53才)、元バレーボール日本代表でスポーツキャスターの大林素子(50才)など、各界で酢納豆を実践する人が増えている。