高齢者に作ってあげたいバレンタインチョコムース|介護レシピ動画
高齢者も食べやすいチョコムースでバレンタイン気分
バレンタインデーに介護が必要な高齢者に作ってあげたいのが、チョコレートムース。やわらかいムースならバレンタインスイーツにぴったり。今回のメニューは『チョコレートムース りんごソース』。キャラメリゼした香ばしいりんごソースでさっぱりと。新たな介護食を提案する『Kamulier』の管理栄養士さんに作り方を教えてもらいました。レシピ提供/『Kamulier』 動画撮影/櫻井健司
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高齢者のバレンタインにおすすめチョコムースの材料(2人分)
●スポンジ生地
スポンジ 25g
グラニュー糖 15g
水 67g
ココア 7g
粉寒天 0.2g
●チョコレートムース
ミルクチョコレート 40g
板ゼラチン 1.0g
牛乳 35g
生クリーム 55g
●りんごソース
りんご 75g
バター 4g
水 170g
グラニュー糖(煮る用) 10g
グラニュー糖(炒める用) 10g
片栗粉 2g
水 15g
ラム酒 4g
りんごの茹で汁 40g
高齢者におすすめバレンタインチョコムースの作り方
●下準備
【1】板ゼラチンは氷水に入れ、ふやかしておく。
【2】ラップを敷いたバットにセルクル(丸い型)をおく。
【3】ココアとグラニュー糖を混ぜ合わせる。
●スポンジ生地
【1】鍋に水、粉寒天を入れ、火にかけて沸騰させる。
【2】混ぜ合わせたココアとグラニュー糖を入れ、混ぜたら火を止める。
【3】スポンジをちぎって入れ、泡立て器で混ぜる。
【4】セルクルに2等分し、平らにして冷蔵庫で冷やす。
●チョコレートムース
【1】チョコレートは湯煎で溶かし、生クリームは8分立てに泡立てる。
【2】鍋に牛乳を入れ、火にかけて沸騰直前まで温める。火を止め、水気をしっかり絞った板ゼラチンを加えて溶かす。
【3】溶かしたチョコレートに、温めた牛乳を少しずつ入れて泡立て器でゆっくり混ぜ、人肌に冷ます。
【4】チョコレートのボウルに生クリームを少量入れて混ぜ合わせたものを、生クリームのボウルに戻し、軽く混ぜる。
【5】固まったスポンジ生地に、ムースを流し入れて再び冷蔵庫で冷やし固める。
●りんごソース
【1】りんごは皮と種を除きスライスする。
【2】鍋にりんごと水170g、グラニュー糖を入れ、20~30分煮る。
【3】茹で汁を別の容器に取り分け、鍋にりんごだけを残す。
【4】りんごの鍋にバターを入れて火にかけ、水分を飛ばす。グラニュー糖を加えて茶色くなるまで炒める。
【5】容器にゆで汁40gと、炒めたりんごを入れ、ハンディータイプのミキサーでペースト状にし、鍋に戻し、火にかける。
【6】弱火にして水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。火を止めてラム酒を加えて軽く混ぜ、冷蔵庫で冷やす。
【仕上げ】お皿にチョコレートムースをのせ、冷やしたりんごソースをかけて、あればミントを添える。
高齢の親に食べてほしいバレンタインチョコムースのポイント
板ゼラチンは、加える前に水気をしっかり絞ること。
チョコレート液と生クリームは、一気に混ぜると、生クリームの泡が消えてムースのふんわり感が損なわれてしまいます。先にチョコレート液と生クリームを少量混ぜ、それを生クリームのボウルに戻しましょう。
ラム酒は火を止めてから加えると香りよく仕上がります。
【エネルギー】419kcal 【たんぱく質】10.8g 【脂質】23.0g 【塩分】0g
※栄養成分は1人分です
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『Kamulier』で開催される料理教室は、どなたでも参加ができます。
参加申し込みは、HP、電話、または直接店舗まで。
詳しくはhttp://www.kamulier.com/shopbrand/ct63/
『Kamulier(カムリエ)』は東京・御茶ノ水駅近く、順天堂大学医学部附属順天堂医院裏手にあります。店舗は、スーパーパティシエとして名高い辻口博啓氏が介護食向けに監修したケーキなどが味わえるカフェとして(ケーキはテイクアウトや地方発送もあり)利用できる他、介護の「食べること」に関わる商品の販売があり、管理栄養士や歯科衛生士など常駐する専門家から、アドバイスも受けられます。
【データ】
Kamulier(カムリエ)
住所:東京都文京区本郷3-2-15 新興ビル1F
電話:03-3812-6036
営業時間:11:00~19:00(月~土)
定休日:日・祝
ウェブサイト:http://www.kamulier-gc.jp