倉田真由美さん「腰痛解消のために」くらたまね~&らいふVol.20
漫画家でエッセイストの倉田真由美さんがお金と暮らしの気になることを綴るエッセイ。妹さんと出かけようとしたところで「腰」に違和感が生じた倉田さん…。何度かギックリ腰を経験しているのだが、このたびの症状はいつもと違うようで――腰痛解消のために決心したこととは?
執筆・イラスト/倉田真由美さん
漫画家。2児の母。“くらたま”の愛称で多くのメディアでコメンテーターとしても活躍中。一橋大学卒業後『だめんず・うぉ~か~』で脚光を浴び、多くの雑誌やメディアで漫画やエッセイを手がける。夫の叶井俊太郎さん(享年56)の闘病から看取りまでを綴った書籍『夫が「家で死ぬ」と決めた日 すい臓がんで「余命6か月」の夫を自宅で看取るまで』も話題に。
日帰り温泉への道中で…
腰痛になってしまいました。
今まで何度かギックリ腰をやったことはあるんですが、今回はちょっと違います。症状はほぼ同じですが、「ギックリ!」という瞬間がなく、歩いているうちにじわじわと…という初めてのパターンです。
ちょうど妹が来ているタイミングで、一緒に都内の日帰り温泉に向かっていたところでした。
「あれ?なんだか腰がおかしい…」
駅前のイタリアンでランチをとった後、ホームで電車を待ちながら違和感を覚えました。
「どうしたの?」
妹が尋ねてきましたが、私も原因が分からず、うまく答えられませんでした。
「ちょっと、ギックリ腰みたいになってきてる」
「え?」
「痛い…これ、温泉無理かもしれない」
ホームで少し歩いてみる、痛みでペンギン歩きのようになってしまいます。まさにギックリ腰になった時の症状です。
「つらそうだね、引き返そう。リュック、私が持って帰ってあげる」
と、妹が心配そうに言ってくれました。私も無理はしたくないので、「ありがとう」と背負っていたリュックを下ろし、妹に手渡しました。
「重い!何が入ってるの?」
妹が声を上げました。
「え、財布とスマホと仕事道具のiPadと、読みかけのハードカバーの本と水筒と充電器と…」
「重すぎるよ!これも原因じゃないの?」
そうかもしれない…そして実はここ数か月で、体重が3キロほど増えてしまっているのです。もしかしたらそれも関係あるかもしれません。
「ごめん、先に自転車で帰るね」と、改札を出て駐輪場に停めていた自転車に乗り帰宅しました。帰った頃にはますます痛みが強くなっていました。
どうも私は腰痛が持病化しているようで、ここ数年時折このような状態になります。腰痛はつらいです、日常生活に思い切り影響します。
つらい腰痛で決意したこと
「これは…ちょっと本気でダイエットしないと…」
痛みに悶えながら、なんとかベッドに横になりました。仰向け寝がきついので、横向きになります。一番楽な姿勢を探していたら、妹が帰ってきました。妹は私の様子を見て言いました。
「抱き枕、いいんじゃない?腰の負担が減るよ」
「それ、いいかも!」
すぐさまネットで購入しました。翌日には届くようです。
「明後日のブルーベリー狩り、無理そうだね」
妹に言われ、私も頷くしかありませんでした。妹と一緒に行こうと楽しみにしていたんですが、2、3日で治るとは思えません。
「もう、こんな思いはしたくないよ。前回腰痛になってから、まだ半年くらいしか経っていないのに」
「そうだね、腰って身体の中心だし、つらいよね…」
「だからダイエットするわ。腰の負担を減らすために」
妹は複雑な顔をしました。私のダイエットやるやる詐欺を、何度も見ているからです。
「今度は本気でやる。今さら見た目のためには頑張れないけど、腰痛解消のためなら頑張れる」
「そうか、応援するよ」
妹のまだ半信半疑のようです。でも、もう痛いのは嫌です。やりたいことをやれなくなるのも。だから本気でちょっと痩せようと思います。
目標、7キロ減(7キロ減ると十の位の数が一つ減るため)。
ここでも経過を記していきたいと思います。頑張ります。
