“遠くの背景音”をぼんやり聞くだけで心配事や執着から解放される!毎朝5〜10分でストレス対策「心を整えるトレーニング法」を徹底解説
【1】不安なとき
「自分にとっての“いい時代”の記憶に頼りましょう。ポジティブな思い出に囲まれた“あの頃”に好きだった音楽を聴くと、いまそこにある不安を客観的に捉えられるようになります」(小松さん・以下同)
【2】集中したいとき
「テクノ音楽やEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のような、アップテンポ系でリピートする曲がおすすめ。規則的なテンポは、物事に集中し、没頭しやすくなります」
【3】緊張しているとき
「緊張をほぐし、リラックス状態にもっていくのに効果的、と一般的にいわれているのがカノンコードの楽曲ですが、私がおすすめしたいのは、自分がいま直感的に聴きたい曲。好きなものならどんな曲でもリラックスにつながると思います。意外と演歌も悪くない。短調コードですがネガティブなメロディーではないので、情感的にリラックスできそうです」。カノンコードとは同じコード進行を繰り返す曲。あいみょんの『マリーゴールド』や米津玄師の『パプリカ』等ヒット曲の多くに取り入れられている。
【4】怒っているとき
「怒りって、その瞬間に爆発するというよりは、後から頭の中でふつふつと湧くことが多い。そんな状態から冷静な自分に戻すには、言葉は乱暴ですが、冷や水をぶっかけるような曲がいいと思います。たとえば、ヘヴィメタルとか(笑い)。自分がふだん聴かないジャンルの曲を選ぶと、気分も変わりますよ」
【5】不眠に悩んでいるとき
「副交感神経を優位にするには、音数が少なく、意味も入らない環境音(自然の音)がいいと思います。波の音や、静かに流れる水の音なども◎。ただし、脳はすぐに活性化してしまうので、就寝中は絶対に無音にしておきましょう」
取材・文/佐藤有栄 写真/PIXTA
※女性セブン2024年11月28日号
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