兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第264回 要介護5になりました】
認知症の症状が一気に進行し寝たきりになった兄の介護を続けるライターのツガエマナミコさん。兄は、特別養護老人ホームへの入所が決まり、先日要介護度の区分変更の申請もされました。もうすぐ入所…なのですが、その日までは、入所準備と日々のサポートは、変わらずマナミコさんが担っています。

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嬉しいのに寂しい
今や世間の8割がマイナカードを持ち、6割がマイナ保険証を持っているらしいですが、わたくしも兄もマイナ保険証はおろか、マイナカードさえ作っておりません。兄が歩けるうちに作りに行こうと思っていたら歩けなくなってしまって、バタバタしていたら病院の貼り紙に「2024年の年末で現在の保険証は使えなくなります」的なことが書いてあってびっくり仰天したところでございます。本人が受け取りに行くのが原則で、代理人による受取にはひと手間もふた手間もかかると読んで、ますますやる気が失せてしまった。やるべきことは次から次へと増えていくので、今すぐじゃなくてもいいことはついつい先送り。結果、いつも「ああ、アレやらなきゃ」と課題を引きずって生きているツガエでございます。
先日、福祉保健センターから「要介護5」のお知らせが届きました。要介護3からの飛び級でございます。ベッドに寝た切りで食事も介助が必須となるとそう