最新<コンビニ&PB系冷凍炒飯ランキング> 1位は「プロが作ったものと引けを取らない完成度」と審査員も唸るおいしさ
冷凍食品の中でも、冷凍炒飯は本格的な味を食べられるとあって買い溜めする人もいるほど人気商品だという。最近では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット各社も独自に冷凍炒飯を開発するなど力を入れている。そこで、シェフや料理研究家達に「コンビニ&PB(プライベートブランド)系炒飯」を食べ比べしてもらった。どの商品が美味しかったかランキング形式でご紹介する。
教えてくれた人
木村和明さん/西麻布NOGIシェフ
名門ホテルを経て独立した新進気鋭のシェフ。広東料理にエスニックや和の要素を取り入れた、独創的で洗練された料理が話題。
タケムラダイさん/冷凍食品マイスター
世界を股にかけ、2万食以上の冷凍食品を食い尽くすマニア中のマニア。冷食アレンジ料理や電子レンジ料理研究家としても活躍中。
安中千絵さん/管理栄養士・料理研究家
おいしく食べて健康になれるレシピを、エビデンスに基づき提案。食品の企画開発ディレクション、レシピ開発など活動の幅も広い。
食べ比べて厳選!「コンビニ&PB(プライベートブランド)系炒飯」トップ11
トップ3はセブンプレミアム商品が独占!「徹底したマーケティングと商品開発により、年々、確実に進化を遂げているのを実感」(安中さん)
【審査方法】
各商品を識者3名、編集部員2名の計5名で審査。「ご飯の食感(=ご飯)」「具の量や食感(=具)」「全体の味つけ(=味)」をそれぞれ10点満点で採点し、各平均点の合計(30点満点)を「総合的なおいしさ」として順位を出しています。商品は7月上旬に首都圏の小売店で購入したもので、商品リニューアルなどによりパッケージが変更となる場合もあります。価格はすべて編集部調べの実勢価格です。
【11位】『ローソンオリジナル 大盛り炒飯』(ローソン)/450g/322円
<総合得点>17.0点/30点満点中 ご飯/5.8点 具/5.6点 味/5.6点
「炒飯というよりピラフに近い感じ?」(タケムラさん)、「卵の量が少ない」(木村さん)
【10位】『チャーハン』(業務スーパー)/1000g/537円
<総合得点>17.8点 ご飯/5.8点 具/6.2点 味/5.8点
「味にパンチはないが、おかずと合わせるならこのくらいがベターかも」(安中さん)
【9位】『オイスターソース・XO醤のうまみ 本格五目炒飯』(トップバリュ ベストプライス)/500g/278円
<総合得点>19.0点 ご飯/6.2点 具/6.4点 味/6.4点
「具材のゴロゴロ感もあって味もいいが、炊き込みご飯っぽい」(木村さん)
【8位】『2種類のにんにく油とねぎ油 香味チャーハン』(トップバリュ ベストプライス)/600g/354円
<総合得点>19.4点 ご飯/7.0点 具/6.6点 味/5.8点
「にんにくが効いていて、疲れている人におすすめ。ふつうの人には刺激強め」(木村さん)
【7位】『ローソンオリジナル 5種具材の香味炒飯』(ローソン)/170g/160円
<総合得点>21.2点 ご飯/7.0点 具/7.0点 味/7.2点
「食べやすくフラットな味。ほっこり系炒飯の代表格」(安中さん)、「しっとりとして風味よし。でも、なぜか印象弱め」(木村さん)
【6位】『3種の醤で後を引くうま辛さ ビビンバチャーハン』(トップバリュ ベストプライス)/450g/278円
<総合得点>21.8点 ご飯/6.8点 具/7.8点 味/7.2点
「コチュジャンの風味が弱めな分、具材それぞれの味がよくわかる」(タケムラさん)、「おいしいが、ビビンバとどう違う?」(木村さん)
【5位】『ファミマルKITCHEN XO醤香る五目炒飯』(ファミリーマート)/170g/165円
<総合得点>22.0点 ご飯/7.0点 具/7.6点 味/7.4点
「塩味控えめで、チャーシューの味も全体になじんでいる。たけのこの食感もよい」(安中さん)、「食感が楽しい」(木村さん)
【4位】『ファミマルKITCHEN ゴロっとチャーシューの極うま炒飯』(ファミリーマート)/300g/320円
<総合得点>22.8点 ご飯/7.0点 具/7.8点 味/8.0点
「チャーシューが旨い!が、独特な香りで苦手な人もいそう」(タケムラさん)、「ねぎの香りもよく、チャーシューもやわらか」(木村さん)
【3位】『セブンプレミアム パラっと香ばしい炒飯』(セブン&アイ・ホールディングス)/170g/149円
<総合得点>23.0点 ご飯/7.6点 具/8.0点 味/7.4点
「旨みが強すぎて不自然な感じ。卵も大きいけれど食感がイマイチ」(安中さん)、「塩加減は控えめだが旨みはしっかりあって食べやすい。ただし、“極上”(1位)とは明らかに違う」(タケムラさん)、「具も味もしっかりめで、炒り卵ご飯というほうがしっくりくる」(木村さん)
【2位】『セブンプレミアム XO醤のコク深い味わいうまさ香る炒飯』(セブン&アイ・ホールディングス)/400g/300円
<総合得点>23.4点 ご飯/8.0点 具/8.2点 味/7.2点
「XO醤の味が濃すぎて、ご飯とのバランスが悪い。よくも悪くも家庭っぽい味」(安中さん)、「焼豚ダレのような香りと風味が個人的にツボ」(タケムラさん)、「野菜の甘みが感じられ、“いいお味”だが、焼豚がボソボソしていたのが残念」(木村さん)
【1位】『セブンプレミアム 香り立つ特製香味油極上炒飯』(セブン&アイ・ホールディングス)/300g/321円
<総合得点>26.0点 ご飯/8.6点 具/8.4点 味/9.0点
香味油を仕上げにまとわせるひと手間で、その名のとおり極上の味わいに。「ご飯のしっとり感を保持したままパラッと仕上げてあり、クオリティの高さに驚かされる」(タケムラさん)、「味つけや油の感じはいいが、卵が前面に出すぎている印象」(木村さん)
撮影/田中宏幸
※女性セブン2024年8月22日・29日号
https://josei7.com/
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