アンチエイジング医療の第一者 日比野佐和子さんが約10年間続けている朝食『ベジファースト&完全栄養食の卵を摂取』
健康維持に必要なことを知り尽くした名医のリアルな朝食には、必要な栄養素や調理法など、まねしたい習慣が続々。そこで、医師・日比野佐和子さんに朝のルーティンや1日の食事量の比重、食事の時間、おやつ事情まで、健康生活を徹底リサーチしました。アンチエイジング医療の第一人者が続けるこだわりの習慣を紹介します。
教えてくれた人
医療法人康梓会SAWAKO CLINIC×YS統括院長 日比野佐和子さん
アンチエイジング医療における第一人者。基礎研究から最新の再生医療の臨床に至るまで幅広く国際的に活躍。『医者が教えるすごい美肌循環』(サンクチュアリ出版)など著書多数。
毎朝続けて約10年!ベジファーストに加え完全栄養食の卵を摂取
「卵は、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素を摂れる“完全栄養食”のため、朝は必ず食べるようにしています」と日比野佐和子さん。
卵の黄身部分はややカロリーが高いため、オムレツなどを作る際は、卵1個+卵白1個分のみにするなど、あっさりした卵料理を作る工夫もしているという(残った黄身は別料理で利用)。
野菜やきのこ類はサラダや炒めものにして合わせる。
「鶏胸肉を蒸し鶏にして作り置き、ほぐしてサラダに加えてたんぱく質を摂取。また油は中鎖脂肪酸のMCTオイルや、オメガ3脂肪酸のえごま油など、ホルモンの材料にもなるので良質なものを使います」
仕事が忙しく昼食が食べられないこともあるため、腹持ちのいい炭水化物も摂るが、茶色いものが基本。パンは全粒粉やライ麦パン、米なら玄米や胚芽米を選ぶ。
「食べ方は、野菜や卵を先に食べること。血糖値の上昇や糖化・酸化ストレスを抑えるために、糖質は後にするのが鉄則です」
ある日の朝食
卵1個に、白身1個分を加えて作ったオムレツ/MCTオイルで炒めたまいたけのソテー。食べる前に天然塩をかける、またはオイルを使わずにぽん酢とえごま油をかけることも/ゆでブロッコリー/全粒粉トースト1枚にピーナッツバター(無糖) /水素水
Myルーティン
<1>1日の食事時間と量の比重は?
【時間】朝:7:00/昼:12:00/夜:18:00
【比重】4:4:2
<2>おやつを摂る習慣は?
血糖値を急激に上げないために、ナッツやドライフルーツを食べる。
<3>果物はいつ食べる?
朝か昼に食べることが多い。ご飯やパンなどの炭水化物と一緒には摂らず、りんごやバナナをヨーグルトと合わせて食べている。
<4>1日の水分量は?
水素水350ml、カフェオレ500ml、ルイボスティー800mlなどトータル2Lほど飲んでいる。
<5>朝のルーティンは?
ウオーキングをする。
撮影/深澤慎平
※女性セブン2024年7月11・18日号
https://josei7.com/
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