「松露サンド」「デビルエッグサンド」など人気店・名店の卵サンドの作り方&「新鮮な卵の見分け方」など卵にまつわるアレコレ基礎知識
比較的リーズナブルな価格でありながら毎日の朝食、メインの一品、お弁当までアレンジでき、しかも栄養満点の卵。この優秀食材をもっとおいしく、もっと活用するために、卵にまつわるとっておきの情報と今話題の卵サンド、人気店のレシピを大公開します!
名店のレシピ!卵サンドの作り方
●つきじ松露の『松露サンド』の作り方
築地で半世紀の歴史を持つ玉子焼き専門店。指定農場の卵だけを使い、なめらかに焼き上げた厚焼き玉子は、寿司店の信頼も厚い。外国人観光客にも人気。
<データ>
『つきぢ松露』
東京都中央区築地 4-13-13
TEL: 03・3543・0582
<材料>だし巻き卵1本分
・卵M玉…4個
・砂糖…10g
・塩…少々
・しょうゆ…7ml
・だし汁…100ml
・サラダ油…適量
・食パン…8枚切り2枚
・マヨネーズ…適量
<下ごしらえ>
ボウルに卵を溶き、砂糖、塩、しょうゆ、だし汁を入れて卵液を作っておく。
※市販のだしを使う場合は、味を見て調味料の分量を調節。
<作り方>
【1】熱した玉子焼き器に油をひき、箸先で卵液を落とし、一瞬で卵液が固まるようになったら、卵液の1/3を流し入れる。中火から弱火にし、触らない。
【2】ふちが白くなったら、固まり始めた部分を奥に寄せ、手前に残った卵液を広げて、同様に焼く。
【3】固まった部分が玉子焼き器の半分くらいになったら、手前に折り返して奥に寄せる。※へらで返してもよい。
【4】空いたところへ油をひき、残りの卵液を流し入れる。奥側の固まった部分を菜箸で持ち上げて下にも卵液を流し入れ、手前に折り返す。
【5】一晩冷まして味をなじませ、1.5㎝厚さに切る。パンは左右の耳を切り落とし、縦半分に切る。片面にマヨネーズを塗り、切った玉子焼きをのせてサンドする。
●3206 Hiroo Cafe & Restaurant の『デビルドエッグサンド』の作り方
自家製サンドイッチが人気のカフェ。SNS上で広まり話題に。もともとベーカリーと洋菓子がメインなので、店頭で売られる各種パンやケーキも人気。
<データ>
『3206 Hiroo Cafe & Restaurant』
東京都港区南麻布5-2-39ニュー東和ビル1、2階
TEL:03・6277・3365
<材料>
・卵L玉…3個
・クリームチーズ…45g
・ハチミツ…小さじ1弱
・ピクルス…5~6g
・マヨネーズ…適量
「タルタルソース」
・マヨネーズ・塩・こしょう・刻んだピクルスと玉ねぎ…各適量
・食パン…8枚切り2枚
<下ごしらえ>
タルタルソースは、マヨネーズに刻んだピクルス・玉ねぎを加えて混ぜ、塩・こしょうで味を調える。
<作り方>
【1】半熟よりほんの少し固めになるように、時間を調節してゆでる。ゆであがったらすぐに冷水にとって殻をむき、冷蔵庫で1~2時間置く。
【2】 クリームチーズに隠し味のハチミツ、刻んだピクルスを混ぜてディップをつくる。クリームチーズはクセのないものが◎。
【3】 ゆで卵2個を縦半分に切り、パンにのせる。上下の空いたスペースにマヨネーズを塗る。
【4】残りの1個を縦半分に切って、そのうち1/2を真ん中にのせる。残りはさらに縦半分に切って両脇にのせ、塩・こしょう(分量外)をふる。
【5】マヨネーズをかけ、ディップを盛る。もう1枚のパンにタルタルソースを塗り、サンド。崩れないようにペーパーで包んで完成!
●トーストサンドイッチバンブー『ミルフィーユたまご』の作り方
パンを鉄板で焼くトーストサンドの専門店。表参道で長く愛されてきたイタリアンレストランの味を受け継いでいる。
<データ>
『トーストサンドイッチバンブー 』
東京都港区北青山3-5-23-1F
TEL:03・6447・2922
<材料>
・卵…M玉3個
・めんつゆ(ストレート)… 大さじ1
・牛乳…大さじ1/2
・マヨネーズ…小さじ1
・トマトケチャップ…小さじ1弱
・マヨネーズ…大さじ1
・食パン…8枚切り2枚
・マスタード…小さじ1
・バター10g
・グラニュー糖…小さじ1/4
・オリーブオイル…適量
<下ごしらえ>
Aを混ぜ合わせて卵液を作る。Bを混ぜ合わせてソースを作る。
<作り方>
【1】フライパンにオリーブオイルを多めにひき、十分に熱されたら1/4量の卵液を流し入れる(店頭では鉄板とワクを使用)。
【2】卵液をかき混ぜて空気を入れる。こうすると焼き上がりがふわふわになる。周りが固まったら裏返して焼く。
【3】同様に卵焼きを4枚作っておく。大きく作って、パンにのる大きさ4枚に切り分けてもよい。
【5】パンの焼き目をつけた側にマスタードを塗り、卵焼き4枚をのせる。ソースをかけ、もう1枚のパンも焼き目を内側にしてはさむ。