注目の＜暗殺者のパスタ＞麺をゆでずに焦がして作る新感覚レシピ5選「パリッと香ばしく濃厚な味わいに！」

　最近人気のフライパンひとつで完成するパスタ。なかでも注目なのが「麺をゆでずにフライパンで焼きつける」”焦がしパスタ”。パリッと香ばしい風味が楽しめると評判だ。料理家の尾田衣子さんが、話題のレシピ『暗殺者のパスタ』ほか、簡単なのに本格的な味に仕上がるパスタレシピを公開！

料理家　尾田衣子さん

料理教室『アシェットドキヌ』主宰。オリーブオイルソムリエの資格を持ち、イタリア料理をベースにした手軽に作れる家庭料理が得意。

話題の”暗殺者のパスタ” 「麺に焦げ目をつける」のがポイント

　スパゲティを最初に炒めることで濃厚な味わいになると話題を呼んだ『暗殺者のパスタ』。同様に焦げ目をつけることで味わい深くなるレシピを尾田さんに教えてもらった。

「旨みの強い食材とパスタを炒め、少量の水分でじっくり煮ると芯まで味が染みます。へらで押しながら焼きつけていくのがおすすめ。1人分ずつが作りやすいですよ」（尾田さん）

※スパゲティは1.6mm、ゆで時間9分のものをゆでずに使用しています。

暗殺者のパスタ

ペーストとピューレのW使いでトマトのコクが増し、奥深い味に

＜作り方＞1人分

【1】水1と1/2カップ、トマトペースト30g、塩適量を混ぜ合わせる。

【2】にんにく1/2片は薄切り、ベーコン60gは1cm幅に切る。赤唐辛子1/2本は種を取り除く。

【3】フライパンにオリーブオイル適量を熱し、にんにく、赤唐辛子を入れてにんにくが色づくまで中火で炒め、取り出す。

【4】【3】と同じフライパンにベーコン、トマトピューレ100g、スパゲティ80gを加える。上から【1】を少量加え、ゆっくりと押し付けて焼き色をつける。裏返して焼き色をつけたら、残りの【1】を数回に分けて加え、さらに約7分間煮る。

【5】【4】に【3】、塩・こしょう各適量を加えて味を調える。

＜ポイント＞
　焼きつけた麺にペーストを伸ばした“トマトだし”を少しずつ加えて、じわじわと火を通す。味のついた水分で炒め煮にすることで、よりしっかり味が入る。

コンビーフと梅のクレソンパスタ

梅のまろやかな酸味にクレソンの香りが爽やか

＜作り方＞1人分

【1】水1と1/2カップ、コンソメ（顆粒）小さじ1を混ぜ合わせる。

【2】フライパンにオリーブオイル大さじ2を熱し、コンビーフ80g、梅肉1個分を加えて中火で軽く炒める。

【3】【2】にスパゲティ80gを加えて上から【1】を少量加え、ゆっくりと押し付けて焼き色をつける。裏返して焼き色をつけたら、残りの【1】を数回に分けて加え、さらに約7分間煮る。

【4】【3】に黒こしょう適量を加えて味を調え、粗く切ったクレソン1/2束分を加えて全体を軽く混ぜる。

焼きカレーパスタ

クミンでスパイシーさと風味をアップ

＜作り方＞1人分

【1】水1カップ、ウスターソース大さじ1を混ぜ合わせる。

【2】フライパンにオリーブオイル適量を熱し、クミンシード小さじ1/2、黒こしょう小さじ1/3を中火で炒めたらレトルトカレー1袋（150g）、スパゲティ80gを加える。上から【1】を少量加え、ゆっくりと押しつけて焼き色をつける。裏返して焼き色をつけたら、残りの【1】を数回に分けて加え、さらに約7分間煮る。

【3】【2】を器に盛り、温泉卵1個、細切りチーズ大さじ1、小ねぎの小口切り大さじ1をのせる。
　
＜ポイント＞
　手軽なレトルトカレーが、クミンシードで本格的な味わいに。焼きカレー＋チーズ＋卵は、鉄板の組み合わせ！