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2023.12.04 06:00
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週刊脳トレ|空間認識機能を駆使して回答する「同じものを探せ!」
脳は人体の器官の中でも血液を大量に必要とします。ところが脳は心臓より高い位置にあり、血液の通り道は細くなっている首です。こうして見ると血液を送るにはあまり適している場所にあるとは思えません。では脳への血流をアップするにはどうしたらいいでしょう。できるだけ柔軟な血管を維持することや、流れやすい血液を作ることがあげられます。これらは、食生活の改善が近道となります。そして脳をよく使うこと。脳への血流は脳に作業をさせることで飛躍的に向上するからです。脳トレを生活習慣の中に組み込むことも認知症を遠ざける一材料になるのです。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。