2つの食材で作る【炊き込みご飯】相乗効果でおいしさが増すレシピ「豆腐×豚ひき肉」「貝レシピ柱×白菜」|料理家・荒木典子さん
炊き込みご飯は、具材とお米を炊飯器に入れるだけで出来上がるので気軽にできる料理。でも、どんな組み合わせがいいのかと迷うことはありませんか。そこで、料理家の荒木典子さんが2食材をベースにした炊き込みご飯レシピを教えてくれました。「シンプルな食材も炊き込めば相乗効果でおいしさが増します」と荒木さん。作り方のポイントやあと一品におすすめの副菜レシピも伝授。すぐに作ってみたくなりますよ!
※炊き込みご飯の材料は作りやすい分量(米2合分)です。それ以外は2人分です。
教えてくれた人
荒木典子さん
国際中医薬膳師。季節感を取り入れたていねいな和食や甘味のレシピも人気。著書に『お米を味わう70レシピ 炊き込みごはん』(成美堂出版)などがある。
※炊き込みご飯の材料は作りやすい分量(米2合分)です。それ以外は2人分です。
豆腐と豚ひき肉ご飯
丸ごと炊いた豆腐が味わい豊かに
1丁そのまま加えた豆腐が、インパクト大!「炊きあがった豆腐は下味をつけたひき肉の旨みを吸い、食感もギュッと締まってボリュームアップ。食べ応えのある一品になります」(荒木典子さん・以下同)。
<作り方>
【1】米2合は洗ってざるに上げ、30分置く。長ねぎ1本はみじん切りにする。
【2】豚ひき肉150gに、長ねぎの半量、しょうゆ大さじ2、みそ・酒各大さじ1、しょうが汁小さじ1を加えて混ぜ合わせる。
【3】 炊飯器に米、木綿豆腐1丁(200g)の順に入れて2合の目盛りよりやや少なめに水を加える。【2】を豆腐の周りに広げるようにして加え、炊飯する。
【4】 炊きあがったら、ひき肉と豆腐を崩すようにして混ぜ合わせ、残りの長ねぎを加えてさらに混ぜる。
<ポイント>
・豆腐は切らずに加える。豆腐と豚肉から水が出るので、通常よりやや少なめに水加減を。
・「豆腐を崩しすぎないよう、さっくり混ぜると、水分が抜けた独特の食感が楽しめます」
貝柱と白菜ご飯
淡白な白菜に帆立の深い味わいが染み込む
帆立缶の缶汁を活かすために、味つけは塩とこしょうのみ。「シンプルな味わいは、だしを吸った白菜との相性もバッチリ。仕上げの黒こしょうがアクセントになります」。
<作り方>
【1】米2合は洗ってざるに上げ、30分置く。白菜3枚(240g)は1cm幅のざく切りにする。
【2】炊飯器に米を入れて、帆立貝柱の缶詰1個分の汁を加えてから2合の目盛りまで水を入れる。塩小さじ2/3を加えてざっと混ぜる。
【3】 【2】の上に、白菜と帆立缶の身をのせ、炊飯する。
【4】炊きあがったら、帆立の身を崩すようにして全体を混ぜる。器に盛り、黒こしょう適量を振る。
<ポイント>
「風味も旨みも豊富で下ごしらえ不要の缶詰は、時短料理の強い味方」。かにや帆立を使えばぜいたくな味に。
【あと一品レシピ】なすのごまだれ中華風おひたし
フライパンの簡単蒸しでなすがとろけるほど柔らかく
<作り方>
【1】なす3本はへたを取って皮をむき、フライパンに並べる。水1/2カップを加え、ふたをして弱火で10分ほど、完全に柔らかくなるまで火を通す。
【2】【1】を縦4等分に切り、器に盛る。
【3】ボウルに米酢大さじ11/2、すりごま大さじ1、薄口しょうゆ大さじ1弱、砂糖大さじ1/2を入れ、混ぜ合わせる。食べる直前にごま油小さじ2を加え、さらに混ぜ合わせ、【2】にかける。
撮影/澤木央子 取材・文/勅使河原桜
※女性セブン2023年10月12・19日号
https://josei7.com/
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