女性も要注意「いびき」の原因と対策「睡眠時無呼吸症候群かも?」いびき解消枕の作り方をプロが解説
気道をふさがない寝姿勢は枕で整えられる!
単純性いびき症の場合、枕を替えるだけでいびきが軽減することも多いという。
「仰向け寝の場合、高すぎる枕だとあごが下がって気道をふさぎ、逆に低いと首が後ろに反り返ってあごが上がり、いびきをかきやすい口呼吸になってしまいます」
と指摘するのは快眠セラピストの三橋美穂さんだ。
まずは自分の寝姿勢を写真に撮ったり鏡で確認し、枕を正しい高さにすることが大切。
「手持ちの枕をタオルなどで高さ調節すればいいので、買い直さなくても大丈夫。仰向けで寝ると重力で舌や軟口蓋が落ち込むので、いびきをかきやすくなります。横向きに寝る習慣をつけるのもいいでしょう」(三橋さん)
枕の高さが重要! 背骨から頭が一直線が◎
【OK】立った状態と同じ寝姿勢に
首の骨が頭から背中にかけて真っ直ぐになっていると気道が確保しやすく、いびきをかきづらくなる。
【NG】枕は高すぎても低すぎても×
枕が高すぎるとあごが下向きになり気道をふさぐ。低すぎてもあごが上向きになって口が開きやすくなる。
高い枕はバスタオルを使って調整できる
【1】バスタオルを四つ折りにし、端の3分の1を折って裏返す。
【2】首と背中に隙間ができないよう、折ったタオルを枕に添え、スロープを作る。
取材・文/永浜敬子 イラスト/さややん。
※女性セブン2023年9月21日号
https://josei7.com/
●認知症の発症率を上げる生活習慣|いびきをかく人や孤独を感じる人は高リスク