夏の作り置きにおすすめ「豚しゃぶ&ゆで鶏」の作り方とアレンジレシピ6選|尾田衣子さん
この季節なるべく簡単に料理を作りたい。そんな時に冷蔵庫にあると便利なのが「豚しゃぶ」と「ゆで鶏」だ。これさえあればサラダにパスタにと、時間をかけずに一皿が完成する。「豚しゃぶ」と「ゆで鶏」を使ったアレンジレシピを料理研究家の尾田衣子さんに教えてもらったのでご紹介する。
作り置きの王道!基本の「豚しゃぶ」「ゆで鶏」の作り方
まずはアレンジしやすく便利な2品をおいしく作ることから。
「ゆで時間は短めにし、後で使う際も再加熱を控えめにすることで柔らかさをキープできます。鶏のゆで汁はスープや麺のかけ汁にして無駄なく使って」(尾田さん)。
基本の「豚しゃぶ」の作り方
冷ます際は水などにさらさず、自然に粗熱を取ると肉が硬くならない。急ぐ場合は、塩少量を加えた氷水に短時間さらす。
<作り方>(作りやすい分量)
【1】鍋にたっぷりの湯、塩小さじ1/2、酒大さじ1/2を入れ、ふつふつ沸く程度に加熱する。
【2】豚こま切れ肉500gを1枚ずつ広げて【1】に入れ、火が通ったら取り出してざるに上げ、粗熱を取る。保存容器などに移し、冷蔵庫で2~3日保存可。
基本の「ゆで鶏」の作り方
完成後もゆで汁に浸けておくことで、しっとり感をキープ。ゆで汁は、旨みはもちろん、たんぱく質もたっぷり。
<作り方>(作りやすい分量)
【1】鍋にたっぷりの水、ねぎの青い部分1本分、薄切りしたしょうが3枚、塩小さじ1弱を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせる。
【2】【1】に鶏胸肉大2枚(600g)を加え、再び煮立ったらふたをし、中~弱火で3分加熱し、火を止める。
【3】粗熱が取れるまでそのまま置き、冷めたらゆで汁に浸かった状態のまま冷蔵庫で保存する。2~3日保存可。
→10分で手軽!豚コマ&鶏ムネのレシピ6選「蒸す・ゆでる・炒める」時短調理のコツ
「豚しゃぶ」を使ったアレンジレシピ
バルサミコ、ごまだれ、キムチを使った豚しゃぶレシピをご紹介。
夏野菜と豚のバジル和え
旬の野菜にバルサミコでコクをプラス
<作り方>
【1】ミディトマト2個はくし形切りにする。ズッキーニ1/2本は1cm厚さの半月切りにする。
【2】フライパンにオリーブオイル適量を熱し、【1】のズッキーニを中火で炒める。
【3】豚しゃぶ150g、トマト、【2】、バジルの葉4枚を合わせて器に盛る。
【4】バルサミコ酢大さじ2、はちみつ・オリーブオイル各大さじ1を合わせて鍋で軽く煮詰め、【3】にかける。
グレープフルーツの豚しゃぶサラダ
ごまだれに柑橘の酸味が合う
<作り方>
【1】紫玉ねぎ1/6個は薄切りにし、グレープフルーツ(ルビー)1個は果肉を取り出す。レタス1枚とフリルレタス2枚は手でちぎる。かいわれ菜1/4パックは半分の長さに切る。
【2】【1】のレタス、フリルレタス、かいわれ菜を合わせて、器に盛る。
【3】豚しゃぶ150g、【1】の残りの材料にごまだれ大さじ2、めんつゆ大さじ1を加えてざっくり混ぜ、【2】の上に盛り付ける。
豚キムモッツァレラチーズ
冷しゃぶとチーズで定番をマイルドに
<作り方>
【1】モッツァレラチーズ100gは手でひと口大に割き、パクチー1株は粗みじんに切る。
【2】器に豚しゃぶ150gを盛り、【1】、食べやすく切ったキムチ80g、めんつゆ(2倍濃縮)大さじ1を混ぜて上にのせる。