破棄される規格外野菜を使おう!「熟したトマトは甘さ際立つソースに 」「きゅうりは炒めてごはんのおかずに」料理研究家が考案したレシピ5選
日本の野菜流通では規定に当てはまらない野菜は規格外とみなされ、破棄されている。「規格外だからこそのよさを生かした料理がある」と話すのは、料理家の飛田和緒さん。野菜の魅力を知り尽くす飛田さんに、規格外だからこそ作れるレシピを教えてもらった。
直売所は旬の夏野菜がたくさん
地元住民だけでなく遠方からも多くの人が詰めかける、神奈川県横須賀市の大型直売所「すかなごっそ」。広々とした売り場にはトマトやきゅうりなどの季節野菜をはじめ、多種類の野菜や果物が所狭しと並ぶ。
「新鮮でおいしい野菜が手に入るので、直売所には普段からよく通っています」(飛田さん)。
毎朝、農家さんが自らの手で売り場に並べるという。
「いまの時期だと150近く、年間だと400を超える農家さんに野菜を届けてもらっています。朝採れの野菜は生命力に溢れ、早い時間帯に売り切れてしまうものも。地元野菜はちょっとしたレシピなども紹介しているので、みなさん手に取ってくれます」と販売課主任の斉藤誠さん。
良質な野菜が手頃な値段で手に入り、農家の顔も見えると直売所はいいことずくめ。新鮮な農産物を使用したサラダや漬けもの、地元産牛肉のコロッケなどのお総菜も多く並び、お宝を見つける楽しみも。活用しない手はない。
規格外野菜が手に入るかも!? 地域の直売場に行ってみよう!
農家が直接野菜の出荷や販売を行う直売所には、旬の野菜がズラリ。鮮度もよく、スーパーではなかなかお目にかかれない地元産のめずらしい野菜も。破格の値段で販売されているものも多く、ついつい買いすぎてしまいそう!
普通のきゅうりと比べて皮が薄くてやわらかい「地這いきゅうり」は、栽培方法上曲がりやすく、多くの市場では規格外になってしまう希少な存在。
「めずらしい野菜に出合えるのも直売所ならではです」(斉藤さん)。
葉がたっぷりついて新鮮そのもの。
売り場の随所に、野菜の情報や農家からのメッセージが入った手作りPOPが。どんな環境で育った野菜かがわかる安心感が◎。
【伺ったのは】JAよこすか葉山 大型農産物直売所 すかなごっそ
(住)神奈川県横須賀市長井1-15-15
「地産地消」を理念とし、横須賀・葉山エリアで採れた新鮮野菜をメインに扱うアンテナショップ。精肉や鮮魚も人気。