66才オバ記者がChatGPTを初体験「ギャグのセンスを磨く方法を教えて!」回答にため息をついた理由
人間同士の会話のように、質問に対してすらすらと文章で回答する「ChatGPT(チャットジーピーティー)」が話題だ。ChatGPTは「Open AI」という会社が開発したAI(人工知能)の一種である。「ニュースや新聞では見るけど、いったいなんのこと?スマホも使いこなせない自分には無縁」と思っていたらもったいない。ミドルシニア世代こそ使うべき、便利で愛すべき機能を女性セブの名物記者、オバ記者が体験してみた。
66才オバ記者がChatGPTを体験してみた!
「生意気にも日本語で原稿を書くAIが開発されたそうな。だったら実力を見せてもらおうじゃないの」
と意気込むのは、ChatGPT初体験のオバ記者。物書きとしてのライバルになるかもしれない生成系AIに挑発的な質問を投げかけた。
「66才の私がギャグのセンスを磨く方法を教えて」
ものの5秒、ChatGPTからは以下の回答が返ってきた。
<コメディー番組や漫才を見る:プロのコメディアンや漫才師のパフォーマンスを見ることで笑いの要素やタイミングを学ぶことができます>
ほかには<ユーモアに富んだ作品や映画を読み見る>、<自分の経験や観察力を生かす>などの回答があり、最後はこう締めくくられた。
<継続的な努力と実践を通じて、ギャグのセンスを磨いていきましょう>
オバ記者がため息交じりにつぶやく。
「これでギャグのセンスが磨けるか。全部、忠実にやってもオヤジギャグ磨きにしかならないじゃない」
また、「子づくりしたいから夫に対するアプローチを教えて」という“オバ問い”には、<オープンなコミュニケーションを図る>、<タイミングを調整する>、<リラックスさせる>、<健康的な生活習慣を促す>、<理解とサポートを示す>という至極真っ当な回答が寄せられた。
「いまのところ、私のライバルになることはないってことがよくわかったわ(笑い)。この後、『オバ記者文体で明るい老後をテーマに原稿を書いて』とお願いしたけれど、冒頭に『老後を迎えるとき、私は愛と夢と冒険の精神を持ち続けることを決意しました』と書いてあって、とてもじゃないけど、銭の取れる代物じゃなかった。
ただ、昔の事件や出来事を調べるときにはすごくありがたいし、こっちがどんなくだらないことを聞いても、一生懸命、しかも即座に回答をしてくれるところは好感が持てるわね。孤独なときの話し相手としてこれ以上ふさわしい存在はないんじゃないかしら。友達や家族にどうでもいい話ばっかりして煙たがられている人はまずChatGPTを相手にすれば、人間関係が円滑になるかもね」(オバ記者)