兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第174回 「ショートステイ」やってみました!】
若年性認知症を患う兄の「にぃさんぽ」(兄の予期せぬお出かけ)事件では、肝を冷やした妹のツガエマナミコさんでしたが、無事に帰宅した兄の回復の様子を見てひと安心です。今回はついに兄のショートステイが実現したときのお話です。さて、兄不在の27時間はどうだったのでしょうか?

兄の不在を満喫しました
ついに、ついに、ついに念願の「ショートステイ」にトライいたしました!
兄が認知症と診断されてから7年目、秋晴れの澄み渡る空の下でございます。
午前12時30分に兄を施設にお預けしてから、翌日の午後3時30分に家に送り届けられるまでの27時間が、わたくしの自由時間でございました。
お友達と夜遊びするか? 話題のスポット巡りか? はたまた高尚なる美術鑑賞か? 紅葉狩り? 夜景? 食べ歩き? スパでマッサージと温泉三昧? やりたいことはいくらでもありましたが、初ショートステイということもあり、万が一、施設から呼ばれたらすぐに行けるところにいるべきだと思い、一人ぼっちの一夜を過ごしました。それはそれで快適すぎるくらい快適で、つくづくわたくしは1人が好きなのだと実感いたした次第です。
送り届けたその足で向かったのは、かつて1人暮らしをしていたアパ