さつまいもの人気品種「シルクスイート・紫いも」で作るオシャレな料理を人気料理家が提案
寒い季節に旬を迎える『さつまいも』は、60以上の品種がある。それぞれの品種に個性があるが、おしゃれな食卓を演出したいときに合う『紫いも』と『シルクスイート』の2品種を使った料理を紹介します。理研究家の武蔵裕子さんと堤人美さんがレシピを考案してくれました。鮮やかな色味で料理にアクセント『紫いも』、パサパサ感ゼロでしっとり食べやすい『シルクスイート』の魅力を引き出した4品を堪能してみて!
※材料は特記以外、すべて2人分です。※電子レンジは600Wで加熱します。
※各料理に使用するさつまいもは、記載の品種以外のものでも調理できます。
※さつまいもは作り方に記載がない場合、皮付きのまま使います。
※【武】は武蔵裕子さん、【堤】堤人美さんが考案したレシピです。
→さつまいもの種類解説 ほくほく?ねっとり?品種ごとの食感の違いや甘い芋の見分け方
紫いも:あさりのココナッツスープ【堤】
甘さの中でエスニックな辛さが刺激的
<材料>
紫いも・あさり…各250g
バター…小さじ2
ピーナッツバター…大さじ1
パクチー…適量
【A】
にんにく…1片
赤唐辛子…1本
【B】
ココナッツミルク・水…各1カップ
酒…大さじ2
ナムプラー…小さじ11/2
<作り方>
【1】紫いもは乱切りにし、水に3分さらして水気をきる。にんにくは潰し、赤唐辛子は種を取り除く。
【2】フライパンにバターを熱し、【A】を加えて弱火で炒める。香りが立ったら中火にしてあさりを加えてサッと炒める。
【3】【2】に【B】とさつまいもを加え、中火弱で10分ほど煮る。
【4】【3】にピーナッツバターを加え、さらに3分ほど煮たら器に盛り、ざく切りにしたパクチーを添える。
紫いも:カリカリチップス入りサラダ【武】
カリッと揚がったチップスがしっとりなじむ
<材料>
紫いも…150g
リーフレタス、ベビーリーフなどの葉もの野菜…適量
サラダ油…大さじ3~4
【A】
酢・オリーブオイル…各大さじ2
砂糖…小さじ1/2
塩…小さじ1/4
こしょう…少量
粉チーズ…大さじ1/2
<作り方>
【1】紫いもは薄切りにする。葉もの野菜は水気をよくきっておく。
【2】鍋にサラダ油を入れて170度に熱し、【1】の紫いもを加えて3分ほど箸で混ぜながら揚げる。
【3】【2】を取り出して油をきる。揚げ油をやや高温にし、揚げたさつまいもを再度サッと揚げる。
【4】【1】の葉もの野菜と【3】を器に盛って和え、混ぜ合わせた【A】をかける。
シルクスイート:スパイシークリームスープ【堤】
ライムが爽やかに香るNEWポタージュ
<材料>
シルクスイート…300g
玉ねぎ…1/2個 長ねぎ…1/2本
バター…大さじ1
牛乳…11/2カップ
塩…小さじ1/2
【A】
水…1カップ
洋風スープの素…小さじ1/2
【B】
シナモンパウダー・ライムの皮のすりおろし…各適量
<作り方>
【1】シルクスイートは皮を厚めにむき、水に3分さらして水気をきる。玉ねぎは薄切り、長ねぎは斜め薄切りにする。
【2】鍋にバターを熱し、【1】の玉ねぎと長ねぎを中火でサッと炒め、ふたをして5分ほど弱火で蒸し焼きにする。
【3】【2】がしんなりしたら、【1】のシルクスイートを加えて中火でサッと炒め合わせ、【A】を入れてふたをして6~7分煮る。
【4】さつまいもに竹串がスッと通ったら、火を止め、ブレンダーで攪拌する。
【5】【4】に牛乳を加えてひと煮立ちさせ、塩で味を調えて器に盛り、【B】を散らす。
シルクスイート:ミックスきのこのマリネ風【武】
温冷どちらもOKで作りおきにも◎
<材料>
シルクスイート…100g
しいたけ(小)…4個
しめじ・えのきたけ…各1袋
【A】
オリーブオイル…大さじ2 1/2
酢…大さじ3
砂糖…小さじ2
塩…小さじ1/4
しょうゆ…少量
<作り方>
【1】シルクスイートは3~4mm厚さのいちょう切りにし、水に2分さらして水気をきる。
【2】しいたけは軸を切って5~6mm幅の薄切りに、しめじはほぐし、えのきたけは根元を切り落として半分に切り、混ぜ合わせておく。
【3】耐熱ボウルに【2】を入れ、ラップをふんわりかけて電子レンジで3分加熱し、ざるに上げて水気をきったら、合わせた【A】に加える。
【4】耐熱ボウルに【1】を入れ、ふんわりラップをかけて、電子レンジで2分加熱し、【3】に加える。10分以上おいてなじませる。冷やして3~4日ほど保存可。
教えてくれた人
料理研究家 武蔵裕子さん
家庭で3世代の料理を作ってきた経験から、幅広い世代に愛される家庭料理を提案し続けている。著書は『ムダゼロ献立』(主婦の友社刊)など。
料理研究家 堤人美さん
出版社勤務の後、料理の道に。食材の組み合わせ方にセンスが光り、簡単でおしゃれな料理が人気。著書は『挽き肉料理』(グラフィック社刊)など。
撮影/菅井淳子、鈴木泰介、深澤慎平
※女性セブン2022年10月13日号
https://josei7.com/
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