ブームの御朱印!由来やルーツを“御朱印博士”が解説「江戸時代から庶民に御朱印あつめは流行」
近年ブームになっている『御朱印』。寺や寺院を参拝しながらあつめるのが楽しいと世代を問わず人気だ。“御朱印博士”の異名を持つ菊池洋明さんが、御朱印の豆知識とおすすめの神社仏閣を紹介してくれました。御朱印を頂いてパワーをがっつりチャージしよう!
御朱印とは?
“御朱印博士”こと菊池洋明さんに御朱印の由来について教えてもらった。
「寺社に写経を奉納した際、受け取り印を授与されたのがはじまりです。特にありがたい朱印ということから“御朱印”と呼ばれるようになりました。
諸説ありますが、平安時代の西国三十三所巡礼や、鎌倉~室町時代の六十六部がルーツといわれています。
江戸時代には庶民の間で御朱印あつめが流行し、いまのように参拝の証としていただけるようになりました。最近は郵送で授与できるサービスもありますが、郵送される御朱印は邪道かというと、昔から遠くから拝む“遥拝”や、誰かの代わりに行く“代参”という参拝方法がありました。寺社や本人の考え方次第と考えておくとよいでしょう」
栃木県『日光二荒山神社』
だいこく様の小槌がシンボル
恋愛運と金運に強い神社。御朱印はシンプルながらかわいさもあるデザイン。
「金色の社紋『三つ巴』とだいこく様の『打ち出の小槌』の押印がかわいらしいですね」(菊池さん・以下同)
住所:栃木県日光市山内2307
拝観時間:8:00~17:00(11月~3月は9:00~16:00)
拝観料:無料
東京都『神田明神』
あらゆる勝負に「勝つ!」神社
「三之宮に平将門公を祀ることで有名な、都内の強力パワースポットです。大手町にある将門塚(平将門の首塚)の例祭が行われる9月には、こちらの平将門公の限定御朱印が授与されています」(菊池さん)
住所:東京都千代田区外神田2-16-2
拝観時間:自由
拝観料:無料
群馬県『赤城神社』
キレイを目指す女性の味方!
「静謐な湖に架けられた、赤城神社のシンボルといえる啄木鳥橋が描かれた見開きの御朱印です」(菊池さん)。
湖には赤城姫という女性の神様がいるといわれており、美容の御利益が。
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山 4-2
拝観時間:日の出より日没まで
拝観料:無料
神奈川県『銭洗弁財天 宇賀福神社』
洞窟の湧き水に金運パワー!
「北条家の家紋でもある神紋『波に三つ鱗』をモチーフとした朱印が中央に押印されている御朱印です」(菊池さん)
住所:神奈川県鎌倉市佐助2-25-16
拝観時間:8:00~16:30
拝観料:無料
東京都『小網神社』
小銭洗いで金運アップ!
「強運厄除の御利益で知られる『龍』がデザインされた御朱印です」(菊池さん)。
参拝の際に井戸で小銭を洗うと金運アップが期待できる。
住所:東京都中央区日本橋小網町16-23
拝観時間:6:00~18:00
拝観料:無料
東京都『東京大神宮』
“東京のお伊勢様”ともいわれる恋愛運の最強パワースポット
「縁結びの御利益で有名で、休日になると境内は若い女性で賑わっています。御朱印は社名の筆文字と社印の正統派」(菊池さん)
住所:東京都千代田区富士見2-4-1
拝観時間:6:00~21:00
拝観料:無料
東京都『今戸神社』
招き猫に良縁祈願をお願い!
「招き猫発祥の地のひとつとされ、境内には招き猫の置物や授与品が多数。御朱印にも独特なお顔の招き猫の添え印が」(菊池さん)
住所:東京都台東区今戸1-5-22
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:無料
写真/AFLO、PIXTA
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号
https://josei7.com/
●家に幸運を招く3大アイテムと健康運を高める14の法則|開運セラピスト紫月香帆さん