今が旬の”ゴーヤー”を味わう絶品レシピ4選「甘酢で苦みをマイルドに」料理の達人3人が指南
太陽をたっぷり浴びて育った夏野菜は、野菜本来の旨みが濃く、夏バテ予防になる栄養素も豊富。そこで、夏と言えば! の「ゴーヤー」を使ったレシピを3人の料理研究家に教えてもらった。このレシピがあれば「ゴーヤー」がおいしくもりもり食べられます!!
※材料は記載のあるもの以外2人分です。※電子レンジは600Wを使用しています。
ゴーヤーとコーンの甘酢マヨ和え
甘酢でゴーヤーの苦味をマイルドに
「缶詰のコーンを使えばより甘みが増し、子供でも食べやすい」(料理研究家・瀬尾幸子さん=以下(瀬))
■材料
ゴーヤー・とうもろこし…各1本
<A>
酢…大さじ2
砂糖…小さじ2
塩…小さじ1/4
マヨネーズ…大さじ1
■作り方
【1】ゴーヤーは縦半分に切り、種とわたを取って5mm幅に切る。塩適量(分量外)を振って軽くもみ、しんなりしたら耐熱容器に入れてラップをして電子レンジで約1分40秒加熱する。さっと水をかけて冷まし、水気を絞る。
【2】とうもろこしは包丁で粒をこそげ取り、耐熱容器に入れてラップをして電子レンジで約1分40秒加熱する。
【3】ボウルに<A>を入れて混ぜ、【1】と【2】を加えて和える。
ゴーヤーの肉巻き揚げカレーしょうゆ味
ゴーヤーのほろ苦さとカレー風味が好相性
「肉を巻いたらギュッと形を整えると揚げても崩れにくい」(料理研究家・植松良枝さん=以下(植))
■材料
ゴーヤー…1/2本
豚ロースしゃぶしゃぶ用肉…200g
しょうがのせん切り…40~50g
片栗粉・揚げ油…各適量
<A>
カレー粉…大さじ11/2
めんつゆ(3倍濃縮)・しょうゆ…各大さじ1
水…大さじ2
■作り方
【1】ゴーヤーは縦半分に切り、種とわたを取って5cm長さに切ってから1.5cm幅の棒状に切る。バットなどに<A>を混ぜ合わせておく。
【2】豚肉を1枚ずつ広げ、ゴーヤー1個としょうが適量をのせて巻く。
【3】揚げ油を180℃に熱し、片栗粉をまぶした【2】を表面が軽く色づくまで揚げる。油を切り、熱いうちに<A>を絡めて半分に切る。
ゴーヤーと香菜のナムル
香菜のさわやかさでパクパク食べられる
「蒸し鶏やかつおなどのたんぱく質を加えればボリュームおかずに」(料理研究家・しらいのりこさん=以下(し))
■材料(作りやすい分量)
ゴーヤー…1本
香菜…2本
塩…小さじ1/2
白煎りごま…適量
<A>
酢・ごま油…各大さじ1
砂糖…小さじ1
■作り方
【1】ゴーヤーは縦半分に切り、種とわたを取って薄切りにし、塩でもむ。10分ほど置いて水気をよく絞る。香菜はざく切りにする。
【2】ボウルに<A>を入れてよく混ぜ、【1】を和える。器に盛り、白ごまを振る。
ゴーヤーの大判卵焼き
卵焼きをしっかり甘くするのがポイント
「ゴーヤーが卵でまとまり食べやすい。お弁当にもおすすめ」(植)
■材料(作りやすい分量)
ゴーヤー…1/2本
卵…3個
塩…小さじ1/4
砂糖・サラダ油…各小さじ2
しょうゆ…約小さじ1
かつおぶし…3g
■作り方
【1】ゴーヤーは縦半分に切り、種とわたを取って2mm幅に切る。卵はよく溶き、塩と砂糖を混ぜる。
【2】熱したフライパンに油をひき、ゴーヤーを油がなじむまで炒めたら、溶き卵を加える。強火にして全体を混ぜてから平らにならし弱火にする。蓋をして2~3分焼く。
【3】【2】を裏返して30~40秒焼いたらまな板に取り出し、全体にしょうゆを塗る。好みの大きさに切り分けて器に盛り、かつおぶしをかける。
教えてくれた人
■瀬尾幸子さん/料理研究家
素材の持ち味を生かし、毎日食べても飽きない家庭料理に定評がある。がんばらなくても簡単に作れるレシピが好評。柔らかく煮ると野菜がたくさん食べられます
■しらいのりこさん /料理研究家
ご飯のおいしさを広めるべく、夫と炊飯系フードユニット『ごはん同盟』を主宰。ご飯に合う簡単レシピが得意。
■植松良枝さん /料理研究家
旬の野菜を使った料理が得意で、季節感のある食を提案。繰り返し作りたくなるレシピが人気。インスタで季節の料理を発信中。
撮影/野口健志、鈴木江実子 取材・文/青山貴子
※女性セブン2022年9月1日号
https://josei7.com/
●体を温める野菜と冷やす野菜の種類、夏野菜の調理法「たまねぎはスープが◎」【医師監修】