松坂慶子、絶縁した要介護3の母と同居し選んだ介護の形
親の介護に詳しい介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんも「プロに任せる」ことに賛成する。
「介護サービス全般にいえることですが、素人よりプロの方が安全ですし、介護される方も安心できます。特に排泄の世話などは家族といえども羞恥心があるので、プロに任せた方が気持ち的にも割り切れます。家族だけでやろうとすると見落としもあるし、心労が重なって介護者が倒れる恐れもあります。
松坂さんなら介護保険適用外の自費のヘルパーも雇えるでしょうから、食事の内容など細かな希望まで叶えてもらえて、介護の負担を大きく軽減できるはずです」
夫との仲にも変化が見られるという。
「お互いが自分の時間を優先して過ごすことで、思いやりを持てる仲に。高内さんは家にいる時はお茶を飲みながらお母さんとお話をして、介護スタッフとも気さくにやり取りしています。
時間があればひとりで外出して高級ランチを楽しんだり、整体の施術を受けてリフレッシュすることもある。介護を押し付け合わないので、余裕も生まれたようです」(松坂の知人)
『まんぷく』では感情の起伏が激しく、「私は武士の娘です!」が口癖の気高い、心配性の母を演じる松坂。娘と同居しながら波瀾万丈な日々を送るという。
※女性セブン2018年10月25日号
●松坂慶子、母を自宅で看取るまで。同居介護から9年目のお別れ