松坂慶子、絶縁した要介護3の母と同居し選んだ介護の形
そんな折、松坂は自身も出演するNHK連続テレビ小説『まんぷく』に主演する安藤サクラ(32才)の母親である安藤和津(70才)が書いた『オムツをはいたママ』(2004年)という介護の本に出合う。ずっと介護のつらさを抱え込んでいた松坂は、“介護を人に任せることも大切”と気づき、積極的に介護サービスを活用するようになったという。
「自宅には、常時お手伝いさんがいますし、松坂さんの収録が詰まっていたり、夫の高内さんが仕事で地方に行く場合は、ローテンションでヘルパーさんに来てもらったり、訪問入浴サービスなどを組み合わせて介護の負担を分担しています。
チーム介護に切り替えてからは松坂さんの心身の状態も上向いたようです。『まんぷく』の撮影現場で、松坂さんは、”あなたのお母さんのご本で助かったわよ”と恩人の娘であるサクラさんに笑顔で話しかけていました」(ドラマ関係者)
そして最近の松坂は女優道を邁進。特に今年は『まんぷく』だけでなく、日中合作映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』、NHK大河ドラマ『西郷どん』など、テレビや映画に立て続けに出演し、超多忙の毎日だ。
「一時は介護に熱心になるあまり、『介護疲れ』になって仕事への意欲を失っていましたが、6年目にして答えが出たようです。『西郷どん』の収録は九州が主ですが、昨年8月からはそちらへ。今年5月からは『まんぷく』の撮影で大阪へ。1年以上も自宅を離れる生活を送っています。そんな“放置介護”を選択できるのも、人の目を気にせず、 “私は仕事をがんばればいい”と吹っ切れたからでしょう」(芸能関係者)