兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第158回 不寛容という名の病】
若年性認知症の兄と暮らすライターのツガエマナミコさんが2人の日々を綴る連載エッセイ、今回は久しぶりに定期診療に行ったお話です。『白い巨塔』に登場する冷徹な医師・財前五郎と雰囲気が似ている担当医・財前先生(仮)の対応に、毎回モヤモヤした気持ちになるマナミコさんですが、今回もやはり…。そんなこともあって、ちょっとイラっとしてしまいがちな昨今の心境を明かします。

* * *
2か月に1回の診察はたった1~2分で終了
兄が携帯電話を使えなくなって3年以上経ったでしょうか。もちろんガラパゴス携帯でございます。埃をかぶっている兄のそれを見るたびに「もう解約してもいいかな」と思い続け、ついに先日店舗に予約を取って解約してまいりました。
「ご本人様が来てください」とのことだったので病院の帰り、兄を連れて店舗に寄り、使用していた電話番号を告げました。するとパソコンでデータを確認されて「もうそちらの通信サービスは終了しております」とアッサリ。そうです、auガラパゴス携帯(3G回線)のサービスは今年3月末で終わっていたのです。
「無駄足だった」という思いと、予約時にガラパゴス携帯であることを言わなかった後悔で疲れが倍増いたしました。
なにはともあれ、毎月1700円ほどの無駄がなくなり、わたくしのささやかな自己満足は達成されました。