連載
2022.08.04 06:00
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兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第157回 リハパン、穿いたことありますか?】
若年性認知症の兄の排泄トラブルに頭を悩ますライターのツガエマナミコさんが、久しぶりに兄との生活から離れて、同世代の友達と会ったときのお話です。楽しい時間を過ごしたマナミコさんでしたが、意外な気づきもあったというのです。

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アラ還の女子トーク
高校時代の友人たちに久々にお目にかかりました。最後にあったのはコロナ前なので、3年ぶりの再会でございます。
この年齢の女子会は、それぞれが重めの困難を抱え、ああでもないこうでもないと愚痴っては、近況を笑い飛ばしながらあっという間に時間が過ぎていくのが世の習わしでございましょう。
みんな自分の話を聞いてほしくてたまらないので、次から次へとおしゃべりが弾む弾む。まぁ、4人も寄れば、かしましいやら、やかましいやら…。わたくしなど口を挟めるスキがないので、「そうねそうね」「わかるわかる」「やっぱりそうなの?」という合いの手3点セットで聞き役に徹し、いつか「それで?マナミコはどうなのよ」と話をふっていただくのを待つのでございます。
子育ては一段落しても(ツガエは出産経験ナシですが)根深い嫁姑問題があり、ご近所問題があり、病気があり、老後の