硬くなった体を「野口体操」でほぐそう!心も一緒にゆるゆる・くねくね・ぷるぷる柔らかく
「硬いからだのまま年を取り、死んでいくなんて、いや!」と思っているなら、「野口体操」でからだをほぐしませんか。東京藝術大学・野口三千三(みちぞう)名誉教授が考案した体操は『くねくね、にょろにょろ、ゆったり、ゆらゆら』と、とにかく体がやわらかくなっていくのを感じられるはず!
体がこんにゃくのようになる『野口体操』とは?
1949年から33年間、東京藝術大学の必修体育に導入されていた「野口体操」。同大名誉教授の野口三千三(みちぞう)さん(享年83)が創始したこの体操は、ゆるゆる・くねくね・ぷるぷる…と“おかしな”動きをすることから、学生たちから“こんにゃく体操”と親しまれてきた。
しかもその動きはこころのあり方にも通じ、体得すると“生涯役に立つ”という。そんな知る人ぞ知る体操が、なぜいま脚光を浴びているのか?
「コロナ禍の閉塞感の中、私たちにとって心身の健康をいかに保つかが求められています。しかもそのためには、誰かと比べるのではなく、それぞれのからだの感覚を覚醒させることが大切なのです」
そう話すのは「野口体操の会」主宰であり、最近『「野口体操」ふたたび。』を上梓した羽鳥操(みさお)さん。70才を超えたいまでも若々しい体をキープしている。
「野口は重度の腰痛と胆石症を持病で抱えながら、できる動きはないかと、この体操を考案しました。だから痛みがあるかたもご自分のからだに尋ねながら、無理をせず行うことができるはずです。私の動きを見ながら、気持ちよくからだをゆらすことから始めてみてください」(羽鳥さん)