ふるさと納税でお得なグルメ”緊急支援品”と”少量パック”5選「年内がラストチャンス」
ふるさと納税の返礼品でとくにお得なのが「緊急支援品」や「少量パック」のグルメだと、達人は語る。なぜお得なのか?活用方法やおすすめの返礼品を、ふるさと納税ナビ編集長の上野舞さんほか、ふるさと納税の達人に教えてもらった。
達人おすすめ「緊急支援品」と「少量パック」
ふるさと納税は、さまざまなメリットがある制度。返礼品の中でも、今注目なのが、「緊急支援品」。ふるさと納税ナビ編集長の上野舞さんは、「生産者や自治体を応援しつつ、コスパがいい、通常より増量されているなど、寄附をする側にとってもメリットを感じられます」と語る。
さらに、とくさと運営・伊藤遼平さんは、「緊急支援品」について、「今までの“訳あり”は規格外の品も多かったのですが、最近は品質を維持したまま増量しているものが多く、お得感がさらに増しています」と、お得な返礼品を選ぶことをおすすめする。
また、近年人気なのは、便利に使える少量パックだという。
ふるさと納税ブロガーのくみママさんは、「最近のトレンドは小分け。お肉は1パック250gなど少量で1~2名で食べ切ることができ、使い切りもしやすい。またバラ凍結でひと切れから使えるものも増えてきました。牡蠣もバラ凍結なので1粒から使えてプラス1品したいときにも便利ですよ」だという。
消費生活アドバイザーの丸山晴美さんは、「街に人が戻ったいま、生産者応援目的のお得な“緊急支援”の返礼品は徐々に減少傾向に。狙うなら年内がギリギリラストチャンスです」と、今がふるさと納税の絶好のタイミングだといいます。
ふるさと納税に詳しい識者がおすすめする、急支援品、訳あり品、少量パックの返礼品を厳選!
宮崎県・都農町(寄附金額 2万4000円)|うなぎ蒲焼 国産鰻(ウナギ・さんしょう・たれセット)5尾(計800g以上)
ふっくらした身と甘辛いたれが絡み、ご飯がすすむ
飼料、水など徹底した品質管理で育てられた国産うなぎで作った、『鰻楽』の蒲焼。一つひとつの素材からこだわる秘伝のたれで、たれ漬けして焼く工程を繰り返し、香ばしく丹念に焼き上げている。
問い合わせ:都農町役場財政課 ふるさと納税係
https://www.town.tsuno.lg.jp/article?articleId=609b934fb6db78232e29d9f2
北海道・白糠町(寄附金額 1万4500円)|いくら醤油漬(鮭卵)450g(225g×2)
新鮮ないくらをたっぷりご飯にかけていくら丼に
「鮮度保持」と「品質保持」に徹底してこだわって製造し、“鮭のおなかにある卵そのままのような新鮮さ”と評価が高い。1パック225gと使いやすさが人気。
問い合わせ:白糠町ふるさと納税サポート室
https://www.town.shiranuka.lg.jp/section/kikaku/furusato.html
宮崎県・川南町(寄附金額 1万円)|宮崎県産 若鶏もも肉 切身 2.5kg(250g×10袋)
一口サイズにカットされ時短料理にも
広大な土地で飼育された若鶏のもも肉を新鮮なうちにカットし、瞬間凍結方法で冷凍。20~25gの一口サイズにカットされ、時短料理にも重宝。
問い合わせ:川南町役場 ふるさと納税サポートセンター
https://www.town.kawaminami.miyazaki.jp/soshiki/10/1031.html
千葉県・長生村(寄附金額 1万7000円)|大粒むき身牡蠣 3kg(約20~30粒×3袋)
大粒の牡蠣を一粒一粒バラバラに冷凍
広島県産または岡山県産の大粒Lサイズもしくは2Lサイズを厳選し、3kgで合計約60~90粒入り。一粒一粒バラバラに冷凍され、使いたい分だけ取り出せるのでソテーやフライなどアレンジ自在。
問い合わせ:長生村役場企画財政課ふるさと納税担当
https://www.vill.chosei.chiba.jp/soshiki/2-0-0-0-0_8.html
宮崎県・都城市(寄附金額 1万5000円)|全部真空パック!おさつポーク スライス 2.5kg(250g×10袋)
さつまいもを食べて育ったヘルシーな豚肉
南九州のさつまいもを食べて育った都城産の『おさつポーク』は、あっさりとした脂身が特徴。250gずつ真空パックになっており、ロースもしくは肩ローススライス2袋、バラスライスが2袋、モモスライス6袋の計10袋のセット。
問い合わせ:都城市ふるさと納税担当
https://furusato-miyakonojo.jp/
◆ココが推し!
「真空パックは薄くて冷蔵庫の省スペースにもお役立ち。お肉はおいしく、脂があっさりしていて◎。少量小分けで1人暮らしでも使いやすいですよ!」(くみママさん)
今さら聞けないキホンのキ
●実質2000円負担で断然お得
寄附金のうち、2000円を超えた部分の金額が翌年の住民税や所得税から還付・控除される。所得税や住民税は、1年間(1月1日~12月31日)の収入をもとに計算する。
●寄附金の上限額に注意
寄附金の上限額(控除上限額)は、所得、家族構成等により変わるため、事前に『ふるなび』などのポータルサイトで上限金額をシミュレーションするのが◎。実質2000円負担で済ませるための寄付金額がわかる。
●便利なワンストップ特例制度
ワンストップ特例制度なら確定申告は不要。書類を送付するだけで寄付金の控除を受けられる。【1】ふるさと納税以外で確定申告をする必要がない。【2】寄付先が5自治体以内>に限る。翌年1月10日が申し込み締め切り。
●入金完了日に気をつけて
銀行振り込みの場合、寄附金を年内に入金しても、入金完了日が1月になると、翌年分の扱いになるため注意が必要。
知って得する!裏技・攻略法
●ポータルサイトで情報をチェック!
ふるさと納税のポータルサイトなどでは、レビュー数や還元率などのランキングをチェックして。上位にあるものは納得できるものが多い印象です。(とくさと運営・伊藤遼平さん)
●先行予約でムダなく消費
年末にまとまって寄附を行うと、年明けに大量に返礼品が届き冷凍庫に入り切らないという事態に。その場合、季節のフルーツなどの「先行予約」返礼品を申し込むと◎。年末に申し込んでも、さくらんぼなら翌年の6月頃など、旬の時期に配送されます。(ふるさと納税ガイド運営・飛田啓介さん)
●ポイントに換えればじっくり選べる
年末に欲しい品が見つからない場合は、とりあえず自治体やポータルサイトのポイントに換えておくと便利。年明けにじっくり考えてポイントで申し込みを。(ふるさと納税ブロガー・くみママさん)
●レアなものが手に入る!
柑橘の大トロと言われる「せとか」や国産アスパラなど、産地以外では手に入りづらい品がふるさと納税では入手できます。(ふるさと納税ブロガー・くまこ*ふるさと納税さん)
教えてくれた人
消費生活アドバイザー 丸山晴美さん
「小さな自治体も狙い目です。国産バナナなど珍しい地元特産品に出合えるのも楽しいですよ」
ふるさと納税ナビ編集長 上野 舞さん
「体験型返礼品や変わり種の返礼品にもトライしてみて!」
ふるさと納税ナビ:https://minatoku-time.com/
ふるさと納税ブロガー くまこ*ふるさと納税さん
道産子主婦 ふるさと納税にハマる
とくさと運営 伊藤遼平さん
「新たなご当地食材を知り、味の発見を楽しみましょう」
とくさと:https://www.furusato-tax.club/
ふるさと納税ガイド運営 飛田啓介さん
「定番ブランドの缶ビールもコスパ高めでおすすめです」
ふるさと納税ガイド:https://furu-sato.com/
ふるさと納税ブロガー くみママさん
くみママの「ふるさと納税」とご飯の記録
撮影/藤岡雅樹、黒石あみ(本誌写真部)
※女性セブン2021年12月2日号
https://josei7.com/
●ふるさと納税 高級料亭などおせちの返礼品をチェック!裏ワザ、注意点「地元の食品は狙い目」