マスク老け撃退!顔の筋肉を鍛える「ほうれい線アイロン」ほか4ステップ【医師監修】
運動不足になれば筋力は衰え、体を動かしづらくなるのは、顔も同じ。マスクのせいで表情を動かしづらくなり、顔の筋肉が衰えている人が急増中。そこで、口もと美容スペシャリストから、マスクをしたままでできる顔の筋トレ法を教わりました。マスクの下で動かさなくなった顔の筋肉を鍛える、顔トレで“笑顔筋力”をアップしましょう!
マスクをしたまま舌を動かして顔の筋肉を鍛える4ステップ
「長引くコロナ禍で会話の機会が減り、口を動かさなくなったこと。さらに、マスクの長時間着用で無表情の状態が続き、顔の筋肉が運動不足になっている女性が、私の患者を含め、増えています」
とは、口もと美容に詳しい歯科医師の石井さとこさんだ。
顔の筋肉が衰えると、ほうれい線が深くなり、しわやたるみが目立つようになる。最近、二重あごになったと感じた人は太ったというより、筋力低下によるたるみが原因の可能性が高い。筋肉は動かして鍛えるしかない。マスクをしたままでいいので、顔トレを4レッスン1セットで毎日続けてみよう。2週間程度でフェイスラインに変化が表れるはず。
1.【モダイオラスほぐし】左右10回ずつ
■顔の筋肉が集中するポイントを内側から舌でほぐす
顔の筋肉が集中するポイント、それが「モダイオラス」だ。自分の舌で頬の内側をさわったときに、口角の上にふっくらと盛り上がっているところがある。ここがそのポイントだ。そこに舌先をあてて下から上に向けて動かすと表情筋がほぐれる。
2.【10秒舌回し】 1回10秒
■舌を歯ぐきにあててゆっくりと回す
左右どちらかの口角の裏側をスタート地点にして、円を描くように上下の歯茎に舌をあて、10秒かけてゆっくりと動かす。顔の下半分のたるみ改善に効果的だ。
3.【ほうれい線アイロン】左右10回ずつ
■口の中からほうれい線を押しながら伸ばす
ほうれい線のラインを指でチェックし、それに沿って口の中から舌先をあてたら、上下にゆっくり動かして、押し伸ばす。
4.【エモ筋トレ】各顔5秒ずつキープ
■びっくり顔とプンプン顔で口もとを引き締める
顔全体の筋肉を使って、目も口も大きく開けて驚いた顔をして5秒キープ。
次に、頬を思い切りふくらませて怒った顔をし、5秒キープ。
教えてくれた人
歯科医師 石井さとこさん
「ホワイトホワイト」院長。歯のホワイトニングを広めるなどの口もと美容スペシャリスト。著書に『マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ』(集英社)など。
取材・文/佐藤有栄、土田由佳 イラスト/尾代ゆうこ
※女性セブン2021年10月21日号
https://josei7.com/
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