東大・法政大野球部の勝負メシ|しょうが&にんにくで元気注入!油淋鶏風などレシピ2品
ハードな練習をこなしながら、大学や実業団で活躍するアスリートたち。彼らのパワーの源となる“勝負メシ”をせっかくならば、わが家の献立にも取り入れて家族に元気を与えたい。そこで今回は、東京大学と法政大学の野球部の部員たちが食べている、スタミナ重視の“ガッツリ野球メシ”をご紹介。調理担当の方にレシピを聞きました。
東京大学 野球部の勝負メシ
100年超の歴史を誇る東京大学 野球部。2020年、OBで元プロ野球選手の井手峻監督が就任した。
調理担当を務めるのは、フジ産業株式会社所属、東大・一誠寮事業所主任の上遠野宏さん。
「和、洋、中、エスニックと、変化をつけ、量を調整できる献立にしています。キャベツサラダは1日3食出します」(上遠野さん)
野球選手の食事はスタミナ重視。糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルも摂ることが、体力をつける基本。多種類の食材を使った献立が効率的。
きのこたっぷりハヤシライス&キャベツサラダ
《作り方》(2人分)
【1】テフロン加工のフライパンで牛バラスライス肉と牛こまスライス肉各120gを炒め、ザルにとって余分な油を切る。玉ねぎ1個はくし形切り、しいたけ2個、エリンギ1本、マッシュルーム4個は石突きをとり、薄切りにする。
【2】鍋にサラダ油大さじ1 1/3を熱し、みじん切りにんにく1かけ、【1】の玉ねぎ、きのこを炒めて、ビーフコンソメ100mlを入れて軽く煮る。
【3】別の鍋で赤ワイン100ml、トマト水煮缶(カット)100g、デミグラスソース250g、ビーフコンソメ100ml、ローリエ1/3枚、タイムとブラックペッパー少々を入れて、【1】の牛肉を加えて柔らかくなるまで煮込む。
【4】【2】を加えて2~3分煮たら、最後にバター10gを加えて味を調える。
【5】器にご飯適量とともに盛りつけ、付け合わせにせん切りキャベツとスライス赤玉ねぎ、ちぎったサニーレタス、4~5cm長さに切った水菜のサラダの小鉢を添える(ドレッシングはお好みで)。
法政大学 野球部の勝負メシ
法政大学の野球部は、東京六大学野球リーグ優勝回数は1位の46回、全日本大学野球選手権大会優勝回数も最多8回を保持している。
調理担当を務めるのは、ハガクレフード所属、野球部寮の事業所責任者の佐藤幸一さん。
「免疫力を高める食材を取り入れています。揚げ物は試合3日前から避け、試合後に提供します」(佐藤さん)
部員たちに人気の一品がこちら。
鶏からあげ油淋鶏(ユーリンチー)風
《作り方》(2人分)
【1】鶏もも肉400gを切らずにボウルに入れ、塩、こしょう各少々で下味をつける。溶き卵2/3個分、小麦粉大さじ2、片栗粉大さじ2を加えてよく混ぜ、冷蔵庫で30分漬け込む。
【2】揚げ油を180℃に熱し、【1】をきつね色になるまで揚げる。
【3】ボウルに酢、みりん、しょうゆ各大さじ2、砂糖大さじ1、みじん切りにした長ねぎ1/2本を入れ、すりおろしたにんにくとしょうが各少々を加えて混ぜ合わせ、油淋鶏ソースを作る。
【4】器に、ちぎったサニーレタス、くし形切りにしたトマトなどの付け合わせを適量盛り、4等分にそぎ切りした【2】の鶏肉をのせて【3】をかけ、斜め切りにした万能ねぎ4~5本を散らす。
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撮影/武井メグミ(料理)、料理作成/大越郷子
※女性セブン2020年10月8日号
https://josei7.com/