早稲田大学ラグビー蹴球部の勝負メシ|専任管理栄養士が教える肉豆腐&ひつまぶし風レシピ
大学や実業団で活躍するアスリートたち。ハードな練習をこなす彼らのパワーの源は、栄養士さんが作る家庭的かつ栄養バランス抜群のメニュー。そんな“勝負メシ”をわが家のメニューにも取り入れて家族に元気を与えたい。そこで、早稲田大学・ラグビー蹴球部の栄養士さんに、わが家でも作れる人気レシピを教えてもらいました!
※掲載している選手たちの写真はすべて、令和2年1月以前に撮影されたものです。
早稲田大学・ラグビー蹴球部は、多くの日本代表選手を育てた名門。創部103年を迎え、ラグビー日本一を決める日本選手権優勝4回を誇る。東京・上井草グラウンド寮では、タフな心身を作るため、選手ごとに専任管理栄養士による栄養指導も行う。
その専任管理栄養士を務めるのが、共立メンテナンス・メニュー開発部の島寿子さん。栄養指導も担当している。
「献立の味や食材が重ならない工夫をし、筋肉の素となるたんぱく質が摂れる食材は、毎食2種以上に。彩りにも気を配っています」と島さん。
食事はビュッフェ形式。目標とする体組成に合う食事内容を、選手自身で選んで組み立てる。
人気のメニューは、以下の2品。
甘辛肉豆腐
ダブルたんぱく質に青菜の栄養も
《作り方》(2人分)
【1】木綿豆腐1/3丁(100g)は、キッチンペーパーで包んで10分ほど水きりをし、3cm四方、1.5cm厚さくらいの大きさに切る。
【2】玉ねぎ1/2個は1cm幅のくし形切りにする。しらたき25gは10cm長さに切って2~3分下ゆでする。小松菜1株はさっと塩ゆでし、冷水にとって水気を絞る。
【3】鍋に水120ml、顆粒和風だしふたつまみ(0.4g)、しょうゆ大さじ1 1/3、酒大さじ1、みりん大さじ1、砂糖大さじ1を合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら、牛こま肉(80g)と、小松菜以外の具材を入れて落としぶたをし、ときどき煮汁を具材にかけながら15~20分煮込む。
【4】味がしみたら器に盛り、小松菜を添える。
穴子のひつまぶし風
いろんな味わい方で何杯でもいける!
《作り方》(2人分)
【1】フライパンに油を熱し、溶き卵(1個分)を薄焼きにし、細く切って錦糸玉子を作る。みょうが2個は輪切り、万能ねぎ4本は小口切りにする。
【2】きざみ穴子200gをアルミホイルで包んで、オーブントースター(1000W)で2分ほど加熱。ホイルを外して、さらに2分加熱する。
【3】器にご飯(1人分250g)を入れて穴子をのせ、味が薄い場合は、市販の蒲焼のたれを適量かける。1杯目はそのままで、2杯目からは【1】といりごま、きざみのり適量をトッピングし、好みでわさびや粉山椒を加えたり、だし(水250ml、濃口しょうゆ小さじ1、和風だし小さじ1弱を合わせてひと煮立ちさせる)をかけてお茶漬けにして食べても。
教えてくれた人
早稲田大学・ラグビー蹴球部 専任管理栄養士の島寿子さん
撮影/武井メグミ(料理)、料理作成/大越郷子
※女性セブン2020年10月8日号
https://josei7.com/
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