猫が母になつきません 第212話「こうのさん」
母はアドレス帳とにらめっこで思いつく限りの河野さんに電話しましたが、留守電の河野さんはみつからずため息をついていました。声でわからないのでしょうか。留守電に電話番号が残っていればいいのですが、母がナンバーディスプレイの契約をやめてしまっていて番号はわからず。契約を復活させなくては。電話機自体13年も前のものだったのでこれを機に買い換えることにしました。調べてみると最近の電話機は迷惑電話を防止する機能が充実していて、かけてきた相手に「録音します」とアナウンスがあるとか、非通知の電話だと呼び出し音と交互に「迷惑電話に注意してください」と電話を受ける側に注意喚起があるとか、見ていると正直「なんのための電話だ?」という疑問すらわいてくる充実ぶりですが、とにかく機能満載の最新留守電を購入。河野さん、お電話お待ちしています。
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作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。
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