免疫力UPに! 七味唐辛子ちょい足しレシピを実食ランキング
生薬が配合された七味唐辛子は血の巡りを良くし、免疫力を高めるという国際中医薬膳師の大友育美さんが提案してくれた七味唐辛子のちょい足しレシピをお試し。七味+甘栗、七味+りんごなど斬新すぎるちょい足しの味は? 実食レポートをランキング形式で紹介する。
七味唐辛子の生薬で巡りを良く
「七味唐辛子には、主に血の巡りをよくし、新陳代謝を活発にする働きがあります」
こう語るのは、国際中医薬膳師の大友育美さんだ。
七味には赤唐辛子はじめ、山椒、陳皮などの生薬も入っているため、体の巡りが良くなって胃腸が元気になり、免疫力向上も期待できるんだとか。
今回は大友さんが提案してくれた七味唐辛子レシピの記事の中で紹介されたコラム記事に注目。新型コロナでステイホームしている記者が、その味わいを試してみることに。ただし、七味唐辛子の取り過ぎには注意。「最初は少量で試してみましょう」と大友さん。
リモートワークで食事作りやおつまみ、おやつの味に飽きてきた…。新たな味を求めて、七味唐辛子のちょい足しレシピに挑戦。5つの味をランキング形式で発表する。
ちょい足しした食材は5つ!
・七味りんご…七味+塩+りんご
・七味ハニーチーズ…七味+はちみつ+クリームチーズ
・七味いちごジャムトースト…七味+いちごジャム+トースト
・七味パルメザン甘栗…七味+パルメザンチーズ+甘栗
・七味ココア…七味+ココア
斬新すぎる七味ちょい足しランキング発表
クリームチーズやココアはなんとなく味の想像はつくが、りんごやパルメザンチーズと甘栗って!? それでは5位から発表。
5位:七味パルメザン甘栗「斬新すぎる!」
七味唐辛子+パルメザンチーズ+甘栗
七味とパルメザンチーズを甘栗に絡めるという斬新さ…。大学いもとか甘じょっぱい系のおやつに近いかも。チーズの風味、甘栗、七味がそれぞれ個性を主張していて三位一体感がもうひとつ。甘栗には申し訳ないが、“七味+パルメザンチーズ”は商品化してほしいベストカップル。サラダや納豆、パスタに振りかけたい。
●七味パルメザン甘栗のレシピ
皮をとった甘栗10個に、七味唐辛子2ふりと粉チーズ大さじ1をかけて和える。
4位:七味ココア「体がホットに!」
七味唐辛子+ココア
いつものココアがスパイシーになり、体がより温まる感じ。甘ったるいココアがピリッと引きしまる。七味ココアを飲みながら、きっとお汁粉なんかにも七味は合うだろうな、とほっこり気分に…。
●七味ココアのレシピ
耐熱カップにココア小さじ2、砂糖大さじ1、塩少量、牛乳3/4カップを加えて混ぜ、電子レンジで1分30秒加熱する。最後に七味唐辛子を2ふりする。
3位:七味いちごジャムトースト
七味唐辛子+いちごジャム+トースト
軽くトーストしたパンにいちごジャムをたっぷり、そして七味をはらはらと。S&Bの七味唐辛子を使ったのだが、黒ごまが結構ブレンドされていて、いちごジャムの粒々と黒ごまの食感がダブルで楽しい。いちごジャムの甘みの後からピリッとした辛みが追いかけてくる。
●七味いちごジャムトーストのレシピ
トーストした食パン1枚にいちごジャム大さじ1をぬり、七味唐辛子を2ふりする。
2位:七味りんご「白ワインとぜひ」
七味唐辛子+塩+りんご
りんごに七味なんて…と思っていたが、これが意外なほどいける。七味と塩でりんごの甘さが際立ち、果物から“おつまみ”に格上げされている。白ワインやシャンパンのお供によさそう。七味の量は多過ぎてもいけない絶妙な加減がいい。りんごは薄切りでもいいかも。
●七味りんごのレシピ
りんご1個を8等分に切り、七味唐辛子2つまみと塩1つまみをかける。
1位:七味ハニーチーズ「上品なお通し」
七味唐辛子+クリームチーズ+はちみつ
まったりとしたクリームチーズが七味の辛みでエッジが立ち、はちみつの甘さが全体をまろやかにまとめている。七味にブレンドされたけしの実や黒ごま、山椒が絶妙なスパイスとなってクリームチーズが上品なお通しに進化している。これは絶品!
●七味ハニーチーズのレシピ
クリームチーズ2個に、七味唐辛子1つまみとはちみつ小さじ2をかける。
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七味唐辛子を使ったちょい足しレシピ。身近な食材でできるので、ステイホーム週間に試してみませんか?
教えてくれた人
国際中医薬膳師・大友育美さん
フードコーディネーター。国際中医薬膳師の資格を持ち、食材の持つ栄養効果を組み合わせた家庭料理のバリエーションに定評がある。主な著書は『おくすり飯114』(ワニブックス)など。
※女性セブン2020年4月30日号
https://josei7.com/
イラスト/ささやん
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