車いす利用者や医療ケア者など誰もが海水浴を楽しめる!「バリアフリービーチプロジェクト」がハワイで初開催
南国など海の綺麗な場所に旅行して、ビーチ遊びを楽しみたいと考えたことのある人は多いのではないだろうか。しかし車いす利用者や医療的ケア者など、身体の自由がきかない人が海を楽しむためには様々な問題がある。その問題を解消し、誰もが安心して海に触れられる環境を整えることを目的とした取り組みである「バリアフリービーチプロジェクト」が、ハワイにて初開催される。
障害を理由に旅を諦めることがないように
近畿日本ツーリストは、2025年6月13日~15日にハワイで開催される「第42回まつりインハワイ」期間中に、車イス利用者や医療的ケア者とその家族を対象にした「ドリームフェスティバルinハワイ2025」を実施。本イベントにて、障害のある人も安心して海水浴を楽しめるプログラム「バリアフリービーチプロジェクト」を初めて開催する。誰もが海水浴を楽しめる機会の提供を通じ、環境保全意識の醸成も目指す。
「バリアフリービーチプロジェクト」とは、障害のある人や高齢者、小さな子供連れの家族など、全ての人が安心して海水浴を楽しめる環境を整えることを目的とした取り組みだ。
近年、国内の海水浴場でも活動の輪が広がっているが、車いす利用者や医療的ケア者は、海外旅行先での海水浴については、対応できるスタッフが充実していないなど、多くの課題を抱えている。
そこで今回、日本とハワイの交流イベントとして長年親しまれてきた「まつりインハワイ」で初めて、障害のある人にもハワイのビーチを楽しめるプログラムを提供。障害があっても旅を諦めることなく、海に触れる機会を増やすことで、SDGs(持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」への貢献や、海の環境保護への意識を高めることを目指している。
専用のサポートで誰もが海水浴を楽しめるビーチへ
車いす利用者や医療的ケア者に対応したツアーでは、専門のサポートスタッフが現地で付き添い、安全に海水浴を楽しむためのサポートを行う。ツアー参加者は、滞在先ホテルの目の前のビーチ、もしくはホテル専用ラグーンへ移動。スロープや砂浜の上を移動するためのシートをビーチに設置するなど、安心して砂浜や海にアクセスできる環境が提供されるようだ。
本イベントでは、宿泊先のヒルトンハワイアンビレッジワイキキビーチリゾートの協力により、車イス対応のトイレや休憩スペースも完備。人工呼吸器や人工透析を必要とする人に対しても必要なサポートを整えており、誰もが安心して快適に過ごせるように配慮されている。
ハワイで初開催!ツアー概要を紹介
ドリームフェスティバルinハワイ バリアフリービーチプロジェクト
・出発日:2025年6月12日(木)~6日間
・旅行代金:468,000円
・出発地:羽田発着
・宿泊ホテル:ヒルトンハワイアンビレッジワイキキビーチリゾート・タパタワー(部屋指定なし)
・添乗員:同行
・ツアー詳細:https://gtc.knt.co.jp/dream-fes/
<ツアープログラムについて>
アメリカ・ハワイ州政府公認の国際イベント「第42回まつりインハワイ」が行われる2025年6月13日(金)~15日(日)に合わせた、羽田空港発着のツアー。ツアー内ではバリアフリービーチプロジェクトに加え、ハワイアンレイ作り体験(6月14日開催)や、まつりインハワイのメインプログラムのひとつであるカラカウア通りを練り歩く「まつりパレード(6月15日開催)」にも無料で参加できる。希望者には有料で、イルカに触れ、餌付けなどが楽しめる「ドルフィン・アロハ(6月13日開催)」も。
<まつりインハワイとは>
開催日:2025年6月13日(金)~15日(日)
主催:パンパシフィックフェスティバル財団
詳細:https://matsuri-in-hawaii.com/
まつりインハワイとは、日本とハワイの文化交流を目的としたイベントで、1980年にスタートし、2025年で第42回を迎える。期間中、ステージパフォーマンス、パレード、伝統的なフラなどが行われ、観客を含めると十数万人にも及ぶ人が集まる。各国からの参加者が集まることから、国際的な文化交流の場としても注目されている。
KNT-CTホールディングス
https://www.kntcthd.co.jp/ja/
近畿日本ツーリスト
https://www.knt.co.jp/
ドリームフェスティバル in ハワイ
https://gtc.knt.co.jp/dream-fes/
※近畿日本ツーリストの発表したプレスリリース(2025年1月10日)を元に記事を作成。
図表/近畿日本ツーリスト株式会社提供 構成・文/秋山莉菜