女性読者の約7割が<薄毛を実感>「子供は残酷、頭ハゲとるよと言われた」ほか衝撃エピソード
週刊誌「女性セブン」の読者2709人にアンケートを取ったところ、1895人が「髪が細くなった」「最近、分け目が広がった」「写真に写ってドキッ」など、薄毛を実感したことがあるという。アンケートで寄せられたみなさんが抱える薄毛にまつわる悩み、悲しみ、衝撃の告白をご紹介します。
教えてくれた人
小野木佳恵さん/『アートネイチャー』エグゼクティブカウンセラー
30代でも2割が気にしている薄毛
薄毛=男性というイメージは根強いが、テレビでは女性用ウィッグのCMをよく目にするし、本誌読者の70%も薄毛を実感しているよう。
そこで、毛髪に関する総合サービスを提供する『アートネイチャー』エグゼクティブカウンセラーの小野木佳恵さんに、女性の薄毛の現状を聞いてみると…
「30代以上の女性の約2割が薄毛を気にしている(※)といわれています。ただ、この数字には薄毛を気にしていない、または気づいていないかたは含まれていないので、実際はもう少し多いと思っています」(小野木さん・以下同)
薄毛が気になるポイントは――
「頭頂部や分け目、生え際が薄くなるほか、髪にコシがなくなり、以前と同じようにセットしても希望通りの髪形にならない、成長途中の短い毛が床に落ちるようになったなどの理由から、薄毛を気にし始めるかたが多いですね」
「女性セブン」の読者アンケートでも、人に言えない薄毛の悩みを吐露したものがたくさん集まったので、次の項目でご紹介する。
(※)毛髪クリニックリーブ21(R)調べ。
薄毛にまつわる告白エピソード集
週刊誌「女性セブン」の読者に「薄毛に関するアンケート」を実施したところ、約1週間で3000通近い回答が寄せられた。薄毛の悩みがある読者はこんなにも多いのかと実感!
最も多かった、薄毛を隠しようがない美容院での“事件”からスタート!
●「ボリュームが少なめだからまとめやすいですね~」と美容師さんに言われました。それ、褒め言葉のつもり?(60才・無職)
●美容師さんに「最近ストレスある?」と聞かれ、なんのことかと思ったら前髪が減っておでこが広くなっていると指摘された。(53才・専業主婦)
●「ここカットして、ボリューム出しますね」とか、希望する髪形を微妙にアレンジされる。(58才・専業主婦)
●シャンプーのとき、ガシガシと力強く洗われたので「痛い」と文句を言ったら「髪が薄いからかな?」だと。ショック!(67才・専業主婦)
●「前髪は厚めの“パッツン”で」とお願いしたら、「薄めだから厳しいね」と拒絶された。(49才・パート)
ヘアケアやアレンジのときに、薄毛を実感する人も多い模様。
●若い頃は毛量が多くて、ポニーテールにしたくても重さで下がってしまい断念。いまは髪の量が減り、その髪形にはできるけど、似合わない年齢になってしまった。(66才・会社員)
●昔は髪をすいてもらっていたのに、いまは昔の半分くらいしかない。コシもなく、スプレーで何とか形を作っているという有様。(63才・専業主婦)
●いま流行りの薄いバング(前髪)に挑戦したら、ただ生え際が貧相なだけになって悲しかった。(43才・パート)
●シャンプー後の自分をまじまじと鏡で見たら、生え際が後退していてガーン。肌の老化よりも衝撃を受けた。(50才・自営業)
●ボブにしているのですが、サイドから耳が見えるようになった(49才・会社員)
●髪がぺちゃんとして一気に老けた印象になったので、ヘアアイロンやカーラーでボリュームアップ。でも、それが負担になって、ますます薄くなったらどうしよう…。(64才・自営業)
●とにかく前髪が決まらない。若い頃、サイドから髪を無理に持ってくるバーコードハゲを笑っていたが、いざ自分が薄くなると少し横から流すようになっている。バチが当たったのかなと反省している。(54才・パート)
●顔のたるみが気になって髪をキツめに結んで対処していたら、両サイドが薄くなってきた。後悔しまくりです。(54才・パート)
●「髪をひとつに束ねているが、年々ゴムを結ぶ回数が増えている」(52才・専業主婦)
写真に写った自分やエレベーター、排水口など思わぬところで気づかされる。
●試着室に入ったときに、ライトに照らされる頭を見て地肌が透けているとビックリ。(47才・専業主婦)
●エレベーター内のモニターに後頭部が映り、薄くなっている事実に唖然。(53才・自営業)
●写真を見ると薄くなったなと実感するのですが、主人が悪気なく「ここに行きました」と出先で撮ったツーショットをSNSに投稿するので苦痛です(泣)。(64才・パート)
●髪が薄くなり、写真に写った姿がすごく老けた。最近は帽子をかぶってカバーしている。年配者に帽子をかぶる人が多いのが謎だったが理解できた。(43才・公務員)
●洗髪後、排水口に小さいサイズのかつらのような塊があった(38才・専業主婦)
●自分が小さく写っている写真では、顔のしわはわからないが、髪のボリュームが少ないとそれだけで年齢を感じる。(71才・専業主婦)
●排水溝にたまった髪が、動物の換毛期くらいあって恐怖でした。(52才・パート)
何気ない生活の中で、容姿の衰えに直面する人も…。
●昔は生え際にほくろがありましたが、いまは生え際ではなく、おでこにある。後退してるんだなと実感。(46才・パート)
●友人に「丸坊主も似合うから大丈夫!」と言われた。何が大丈夫なのか(52才・会社員)
●ふと鏡を見たときの自分の老けっぷりにショックを受けた。豊かな髪=若さだと身に染みた。(41才・会社員)
●昔は分け目が気にならずトップもふんわりしていましたが、最近は分け目がはっきりしてきて白髪も目立ち、白髪染めが頻繁になった。お金も時間もかかってユーウツ。(54才・パート)
●薄毛専用サプリメントのモニターに合格(55才・専業主婦)
家族や友人からの指摘もなかなか手厳しい。
●主人に「他人は言わないけど、家族だから伝えるよ」と薄毛を指摘されました。(54才・会社員)
●友人の目の前で思いきり強風にあおられて地肌があらわになり、焦りました。友人の見て見ぬ振りが切なかったです。(58才・専業主婦)
●子供は残酷です。見たままを素直に「頭ハゲとるよ」と言ってくる。(65才・パート)
●10才上の友人と旅行に行ったとき、私のドライヤーを独占して鬼の形相で逆毛を立てていました。そして、抜けた髪を拾い、何気なく頭にのせていた。(64才・自営業)
●バス旅行では、後ろの人に後頭部を見られるのがとても嫌でした。(65才・専業主婦)
イラスト/スヤマミズホ 取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2024年3月28日号
https://josei7.com/
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